２２日行われるＧＩマイルチャンピオンシップで、穴党総裁の水戸正晴記者は〔１〕枠（２）番トレノジュビリーに◎！　０７年１２月９日の阪神１０Ｒ３連単５７７万円を筆頭に数多くの高額配当を仕留めてきた万券キングが、ビビッときた１８番人気の超穴馬だ。レギュラーのフジテレビ「みんなの☆ウマ倶楽部」（土曜深夜）のスポーツ紙記者予想でトップを走る万助が、サプライズ馬券ゲットに挑む！！

確定枠順へ

　三十数年ダンゴ（◎〇▲…）打ち（予想屋）をしていると、時間をかなりかけても結論が出にくいメンバー構成のレースに出くわすことが何度となくある。ズバッと確信が持てないのだから、的中率が低くなるのは致し方がない。その一方で、長年の経験則からくる“カン”が働いて、思い切って印をつけると活路が開けて、「やっぱりな…」と好結果を呼び込むことも、ままある。

　今回のマイルＣＳは、過去に何度か巡ってきたのと同様に悩ましいレースではあるが、同時に“ピンポ～ン！”と頭の上にランプが灯った。確率は決して高くはない。しかし、「これだっ！」と思えた。それが（２）トレノジュビリーである。重賞勝ちはなく、前日発売は最低の１８番人気。これまでの実績からすればスプリンターの印象が強く、マイル戦では…と軽く見られてしまうのは仕方がない。

　千二、千四がベストと思える馬ではある。しかし、これまで走ったマイル戦を洗い直してみると、力を付け切っていなかった頃、そして休み明けの時がほとんど。マイルでは力を出せないと見るのは早計だ。今回は順調に使われ、ＧＩ初挑戦だった２走前のスプリンターズＳでは０秒３差と地力強化は明らかだ。前走のスワンＳ（１１着）は１０キロ増と重め残り。（１３）番と外枠で前に壁を作れなかった影響もある。それでも勝ち馬とはコンマ６秒差だったことは評価していい。

　さらに、瞬発力が武器で、直線が下り坂になる京都は厩舎関係者も強調するように「向いている」ということは知っておくべきだ。今週からコースの幅員が狭まって芝コースは内ラチ沿いの状態が良く、走りやすくなっている点もプラス。枠順も〔１〕枠（２）番ならうまく脚をためられるはずだ。鋭い末脚を生かすには持ってこいの舞台が整っている。天候は下り坂の予報だが、良馬場でこその馬だけに、降雨が夕刻にずれ込みそうなのも好都合だ。一族に１９８２年のダービーを制したバンブーアトラスなど活躍馬が名を連ねる血統馬。混戦に断を下すのは最低人気のこの馬だ。（水戸正晴）

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