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11日の阪神6R3歳500万下(芝1600メートル)は、浜中俊騎手騎乗の1番人気ダッシングブレイズ(牡、栗東・吉村圭司厩舎)が後方2番手から豪快な追い込みを決めて断然人気に応えた。タイムは1分35秒8(重)。
好スタートを切ったノーブルルージュと、内のアズマクィーンが先行争いの形となったが、強気に主張したノーブルルージュが単騎逃げ。アズマクィーンは2番手に控え、3番手にはブルローネ。断然人気のダッシングブレイズは先頭からかなり離された後方2番手からの競馬となり、12頭がほぼ縦一列になる展開で流れた。重馬場にしては速いペースとなり、先行馬には苦しい流れ。直線半ばからは中団追走のムーンクレストとヤマニンマンドールが抜け出して2頭の争いかと思われたが、大外からようやくダッシングブレイズもエンジンがかかる。ゴール前ではダッシングブレイズが猛然と追い込んで前の2頭をかわし、鮮やかな差し切り勝ち。待望の2勝目をマークした。1馬身1/4差の2着は2番人気のムーンクレスト。ハナ差3着が6番人気のヤマニンマンドールだった。
ダッシングブレイズは、父Kitten’s Joy、母Blazing Bliss、母の父Honour and Gloryという血統。通算成績は6戦2勝となった。
浜中騎手は「まだまだトモが緩くて、テンからスッと行きませんでしたが、力がある馬なのでね。この重い馬場であれだけの脚を使えるのですから、素質はかなり高い。このままいい方に成長してくれれば楽しみです」と会心の差し切り勝ちを振り返っていた。
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