競馬ニュース > 記事
20日の中京10Rつわぶき賞(2歳500万下、芝1400メートル、牝馬限定)は、菱田裕二騎手騎乗の5番人気ティーエスクライ(栗東・岩元市三厩舎)が直線一気に追い込み、ゴール寸前で差し切って2勝目を挙げた。タイムは1分23秒9(稍重)。
内から二の脚を生かしてノーブルルージュが先行。少し離れた2番手にラホーヤビーチがつけて、その後ろにウチデノコヅチ、ラッフォルツァート、ウインバニラスカイなどが続いた。人気のヤマニンナジャーハは中団の外めを追走。降りしきる雨の中、脚を取られる馬も見られたが、馬場の真ん中から力強く抜け出したのはラッフォルツァートだった。そのまま後続を引き離して押し切るかと思われたが、ゴール寸前で外から猛然と追い込んできたのがティーエスクライ。ゴール間際でラッフォルツァートをきっちりとらえ、貴重2勝目をマークした。クビ差2着は2番人気のラッフォルツァート。さらに2馬身差の3着には、しんがり15番人気の伏兵ハナズプルメリアが入っている。
ティーエスクライは、父ハーツクライ、母レイナワルツ、母の父ブラックタイアフェアーという血統。通算成績は5戦2勝となった。
菱田騎手は「馬場のいいところを選んで走らせて、最後もよく伸びてくれました。ためる競馬が合っているし、距離もマイルまでなら大丈夫ですよ」と初騎乗でのVを評価していた。
★20日中京10R「つわぶき賞」の着順&払戻金はこちら