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第34回新潟2歳ステークス(31日、新潟11R、GIII、2歳オープン国際(特指)、馬齢、芝・外1600メートル、1着本賞金3000万円=出走18頭)柴田善臣騎乗の3番人気ミュゼスルタンが後方から馬群を割って伸び、アヴニールマルシェを7センチ差で退けてデビューから2連勝で重賞制覇を成し遂げた。タイム1分33秒4(良)は2歳コースレコード。この後は朝日杯フューチュリティS(12月21日、阪神、GI、芝1600メートル)を大目標に調整される。
夏の出世レースから今年もスター候補生が飛び出した。ミュゼスルタンが2着と7センチ差の大接戦を制し、無傷の2連勝で重賞初制覇を決めた。
「田辺君の馬(ニシノラッシュ)をかわして楽に勝てると思ったら遊んでしまいヒヤッとした。すごく素質があるし、うまく育てていければ」
夏の新潟でアイビスSD(セイコーライコウ)に次ぐ重賞Vを飾った柴田善騎手が、さわやかな笑顔で汗をぬぐう。
「今後のある馬だし、リズムよく走らせたい」と馬の気持ちに合わせて道中は後方のインを進んだ。直線では馬場の真ん中から脚を伸ばし、先に抜け出したニシノラッシュをかわすと、外から迫った1番人気アヴニールマルシェをハナ差抑えて勝利をもぎ取った。
タイム1分33秒4は2012年の同レースでザラストロが樹立した2歳コースレコードを0秒1更新。掲示板の「レコード」の赤い文字がハイレベルを証明する。