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GI有馬記念(23日、中山、芝2500メートル)の1週前追い切りが13日、東西トレセンで行われた。栗東ではエイシンフラッシュ(藤原英、牡5)が、M・デムーロ騎手を背にラスト1ハロン12秒5と鋭い動きを披露。人馬一体となり、天皇賞・秋に続くGI制覇を目指す。
エイシンフラッシュがデムーロ騎手との息のあった走りを見せた。気温0度だった朝一番の栗東CWコース。6ハロン84秒7、ラスト1ハロン12秒5の時計をマークした。
「すごくリラックスして走っていた。具合はいいし、メンタル面もいいと思う」
手綱越しの好感触に鞍上が頬を緩めた。折り合いをつけながら進み、徐々にペースを上げつつ最終コーナーをカーブ。力強いゴーサインを必要としないまま、俊敏な動きを見せた。
2走前の天皇賞・秋以来の騎乗にデムーロ騎手は「天皇賞の前よりも乗りやすくなった」と満足げ。「来週の最終追い(19日予定)にも乗る。楽しみ」と笑顔を見せた。
ルメール騎手が騎乗した前走のジャパンCは、道中の力みが影響してラストで失速し、9着に敗退。実戦初騎乗だった天皇賞で優勝へ導いた名手デムーロに今回、手綱が戻るのは、何よりのプラス材料だ。
藤原英調教師も「デムーロはいいイメージを持ってくれている」とコンビ復活に期待大。「力は五分。パンとハマればバスッとくる」と、天皇賞での鮮やかな差し切り劇の再現を狙っている。 (宇恵英志)
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