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第56回有馬記念(25日、中山10R、GI、3歳以上オープン、定量、芝2500メートル、1着本賞金2億円=出走13頭)池添謙一騎手騎乗の1番人気オルフェーヴル(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が差し切り。勝ちタイム2分36秒0(良)。
進化を続ける3冠馬オルフェーヴルが、強豪ひしめくグランプリの舞台で“国内最強”を証明した。池添騎手は「強かったですね。一言で言うなら『強かった』」とパートナーの底知れぬ強さに驚嘆していた。
レースについては「かなりスローペースでイメージより後ろだったし、引っかかってしまったのでまずいな、思ったけど。向こう正面で前に出せて、追ってからの反応が抜群に早かったので本当に強いと思う」と振り返った。
また、愛馬の成長ぶりについては「1走1走強くなっていて、今日は追ってから沈むように進んで…本当にねじ伏せるように伸びていきましたね。来年は今以上にもっと強い姿になっていると思います。もちろん凱旋門賞を狙えると思うので応援してください」。
最後に「ファン投票でオルフェーヴルを2位まで押し上げてくれた方々、レースで応援してくれた方々には最高のクリスマスプレゼントになったと思います。ありがとうございます」。粉雪がちらつく中山競馬場のファンにホットなクリスマスプレゼントを送った。
池添謙一騎手
「強いのひと言ですね。スローペースだったので、3コーナーから自分で動いていった。スピードの乗りが抜群で加速していったので大丈夫だと思った。最後はねじ伏せるように勝ってくれた」池江泰寿調教師
「池添騎手とは(この馬が)一番強いところを見せようと話していた。出負けして後方からと、きつい競馬だったが、向こう正面で外へ出せたので、何とかまくり切れるかなと思った」