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札幌最後の主役は譲らない。31年ぶりの函館滞在など、北海道シリーズを沸かせた武豊騎手が、サトノゴールドとともに存在感を示す。
「函館、札幌と結構乗せてもらい、充実していました。ただ、重賞を勝っていないからね」
じくじたる思いだ。6月以降、阪神、小倉でともに3勝の一方、函館、札幌でともに7勝。それでも、重賞は10戦して3着2回が最高だけに、このままでは終われない。
今週土日は札幌、小倉の両2歳Sに参戦。北海道シリーズのラスト騎乗を飾る重賞へ、追い切りに騎乗して良化を感じ、「チャンスのある馬。勝って締めくくれたらいいね」と意欲を燃やす。
管理する須貝調教師は先週までに札幌で5勝。初の開催リーディングがかかる。愛馬は自身が手がけたゴールドシップの子で、世話役も父と同じ今浪厩務員。陣営の期待を背に、新種牡馬の父へ初タイトルを贈り、世代の主役へと導く。(千葉智春)
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