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〔本紙の狙い〕リーチザクラウンの中心は動かせない。ラジオNIKKEI杯2歳Sはゴール前で失速して2着に敗れたが、それほど悲観する内容ではなかった。この中間はここを目標にじっくり乗り込まれ、前走以上の状態に仕上がった。京都芝・外1800メートルは未勝利戦で大楽勝を演じた舞台。スピード、能力の違いでライバルを圧倒する。決め手のあるベストメンバーとキタサンガイセンが相手本線。
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潜在能力は現3歳世代でもトップクラスと評判の(7)リーチザクラウン。12日の最終追い切りは、武豊騎手を背にDWコース6ハロン79秒7の一番時計をマークして重賞初制覇へ好調をアピールした。前日は坂路でゆったりとした走りを見せ、追い切り後もテンションが上がることなく好気配を持続している。「馬体重は前走を下回っていることはない。先々のためにも、今回は何が何でも抑える競馬をしてもらう」と橋口調教師は内容を伴った勝ち方を期待している。
寒竹賞でそれまでの先行策とは一転して、差し切り勝ちを収めて新たな一面を見せた(10)ベストメンバー。坂路1本の前日調整でキッチリと態勢を整えてきた。今野調教助手も「ここを目標に順調だし、馬場が悪くなってもこなせると思う。今回のメンバーで好結果を期待している」と手応え十分。無傷の3連勝を狙うのが(4)キタサンガイセン。終い重点の最終追い切りでも抜群の伸び脚を披露して仕上がりは文句ない。前日は坂路1本を消化し、「今週の追い切りは終いまでしっかりしていた。頑張ってほしいね」と松田調教助手。
(3)リクエストソングも坂路1本の最終調整。「ここを目標に順調。今までのレースぶりからもセンスを感じる」と日迫調教助手は3連勝に手応えをつかんでいる。(2)ダノンカモンは、「前走は距離不足が敗因」と池江寿調教師が話すように距離延長で巻き返しを期す。「一瞬の脚はいいものを持っている。うまくためが利けば」とトレーナーは瞬発力勝負は歓迎の口ぶりだ。
(6)ハイローラーは坂路1本。「前走で芝へのメドは立ったし、中間も順調に攻め馬を消化している」と木原調教師。(1)トモロポケットは、角馬場からDコース。「前走は周りの馬を気にして伸び切れなかった。頭数が少なくなるのは歓迎」と河内師。