予想されるベストの適性値は「３５２」で、平坦戦を想定。
脚質的には差し馬が５％優勢。

東京スポーツ杯２歳Ｓを勝った(10)サダムパテックが単勝１倍台の人気になりそう。たしかにその東京スポーツ杯は強かった。決して緩くはない（２歳にしては長距離に分類される）１８００ｍの流れを中団から差して３馬身半。ちょっとモノが違うと言っても過言ではない。

躍起になって(10)サダムパテックのアラを探してもみたのだが、ちょっと見当たらない。「瞬２平０消０」だったラップギア適性値は、前走の「▼２▼３△４」平坦戦を圧勝することで「瞬２平１消０」になった。１８００ｍとは言え、前２頭が飛ばしたペースを苦にしなかったので、１６００ｍのここでもスピードに戸惑う可能性は低いと言える。

弱点らしい弱点と言えばスタートの悪さ、出遅れグセ。これは今まで３戦して３戦ともひと呼吸置いてのスタート、それぞれ１馬身ずつ出遅れている。出遅れグセと言えばペルーサやマルカシェンクが有名なのだが、その両馬は瞬発力ではなく一完歩ごとに差を詰めるタイプ。末脚に瞬発力を持つ馬は一瞬でビハインドをゼロにできるので、その両馬ほど、出遅れは致命傷にはならない。例えるなら、同じくゲートの出が悪かったディープインパクトもそうだった。

あと１つ気になったのは前走・東京スポーツ杯２歳Ｓが、かなり後方からの競馬になったこと。１８００ｍであの位置取りになるのなら、距離短縮のここではもっと後方からの競馬になってしまうのではないかという懸念がある。

しかしその懸念も２走前の未勝利戦を見てアッサリと吹き飛んだ。前半３ハロン３５秒３の流れを、苦もなく３～４番手追走。むしろ前走の東京スポーツ杯２歳Ｓのほうが距離延長を不安に思っての消極策だったのかも知れない。よって距離短縮も不安なし、ここは死角のない状態で(10)サダムパテックを推す。



※印や金額は発走の約１時間前に確定。それまでは変更の可能性があります。
※適性値（ラップギア）や能力値（瞬発指数）について
http://lapgear.net/