２８日の根岸Ｓでは、昨年デビューした小林勝太騎手（美浦・小野次郎厩舎）がライラボンドとのコンビで重賞に初挑戦する。２１歳のホープは２５日の追い切りに騎乗し、好感触をつかんだ。

今年すでに４勝と上り調子の若者が意気込みを口にした。「杉浦厩舎にはいつも多くの馬に乗せていただいていますし、今回もチャンスをいただいたので、いい結果を出せるように頑張りたいです」

２５日は美浦Ｗコースでの最終追い切りに騎乗。単走馬なりで６ハロン８５秒３－１２秒５をマークした。道中の手応えは抜群で、「中１週ですがタフな馬ですし、感触も良かったです。力はあるので前めで競馬できれば」と力を込めた。

昨年、関東の新人としては最多１２勝を挙げ民放競馬記者クラブ賞を受賞。美浦のホープとして期待される一方、関西では同期の田口騎手が３５勝をマークし先にブレークを果たした。「（田口）貫太に追いつけ追い越せで、いいところを盗んでいきたい」と良きライバルとして意識している。


ライラボンドとのコンビでは、昨年８月に札幌の大雪ハンデで同期一番乗りの特別＆メインレースＶを挙げた。思い入れの強い一頭で、ひのき舞台へ挑む。（綿越亮介）

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