競馬ニュース > 記事
オークスの『トレセン特選マイク』は、桜花賞3着のライトバックを管理する茶木太樹調教師(40)=栗。前走はメンバー最速となる上がり3ハロン32秒8の豪脚を披露。課題の折り合い面や、GⅠへの思いなどを語った。
--桜花賞は3着
「桜花賞の前から少し折り合いに難があるということでクローズアップされてきましたが、中間やってきたこととジョッキーがうまく乗ってくれたことで、すごくいい内容でした」
──調教でも気が勝つところがある
「毎回、少しずつ我慢させていて、まだ掛かったところを見せる面は多いんですけど、成長してくれています。エルフィンSの前よりも今回の方がさらに折り合い面に関しては進歩しているんじゃないかなと思います」
──2歳時に、左回りを2度経験
「左回りに関して苦手、得意というのはないでしょう。左回りはいいということもないですけど、右回りであれだけ脚を使えているので、同じだけの脚を使えるのではないかと思います」
──東京芝2400メートルの適性は
「1800メートルでデビューした通り、中距離に関しては適性が高い方。2400メートルがベストという馬もなかなかいないと思うので、同世代の牝馬の中では、かなり適性が高い方だと見立てています」
--厩舎開業4年目。初のGⅠタイトルもかかる
「もちろん勝ちたいですけど、僕のことよりもオーナーに勝っていただきたい気持ちがまずあって。(生産者の)レイクヴィラファームさんに関しても悲願ということで熱い気持ちを聞いていますので、最終責任者として、最後まで気を抜かずにゲートインを迎えたいです」
──意気込みを
「折り合いに難がある馬とすごくクローズアップされていますが、ファンの方は折り合いを信じていると思いますし、僕も信じています。頑張ってほしいです」
直線スムーズCWラスト11秒5
ライトバックは栗東CWコースで併せ馬。2馬身後方から追走したが、3コーナー中間あたりから気性の悪さが顔をのぞかせ、引っ掛かる場面も。それでも、直線はスムーズに脚を伸ばし、ラスト1ハロン11秒5(6ハロン83秒5)をマーク。サンライズガッツ(未勝利)に1馬身半先着した。茶木調教師は「先週までに馬も完全に仕上がりましたので、しまいだけさらっと流しました。ここまでの調整も狂いなく文句ない仕上がりです。かなり期待しています」と力を込めた。