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週末の的中へ向け、いち早く重賞の出走予定馬を先取り! 今回は小倉2歳Sに出走予定の8頭を診断します。
アスクワンタイム
ロードカナロア産駒で、2018年に小倉2歳Sを制したファンタジストの弟。新馬戦は重馬場の中京芝1200mをスローに泣かされ2着。前走の未勝利戦も稍重の中京芝1200mへ出走。今度は好位にとりつくと、直線手前でも手応えは楽。馬場の外目に出されると、後続を突き放し5馬身差の圧勝。時計短縮が鍵も、楽しみのほうが大きい。
キャンシーエンゼル
新馬戦は中京芝1200m。Bコース初週でわりと差しの決まっていた日。好発からハナを切る勢いも、外の馬を活かせて番手へ。折り合い良く、直線残り2ハロン付近で逃げ馬を交わし、2馬身半差の快勝。中間もCWで好時計をマーク。松山騎手との新コンビで重賞でも。
セイウンデセオ
新馬戦は小倉芝1200m。今村騎手を背に52キロでの出走。決め打ちのように促されてハナに立ち、前半3ハロン33秒9。直線でも道中のリードを保ったまま逃げ切った。スピード性能は高く、前回よりタフになった馬場をこなせれば。
ドナヴィーナス
新馬戦は阪神芝1200mへ出走し逃げて2着。前走の未勝利戦は小倉芝1200mの開幕週、ここでもハナを切り前半3ハロンは33秒1。ハイペースながら前の止まらない馬場。直線も脚色衰えず、後続を2馬身振り切った。スプリント適性はなかなか高い。開催後半の馬場でどこまでやれるか。
パッシングシャワー
新馬戦は小倉芝1200m。Aコース2日目で良好な馬場コンディション。最内からスタートは後手を踏むも、二の脚を使い好位集団へ。前半3ハロン34秒5は新馬戦といえど緩め。道中は折り合い、直線は馬群を割る形からよく伸びた。操縦性は高く、スタートが決まれば。
ビッグドリーム
ビッグアーサー産駒、今年の葵S3着馬ビッグシーザーの弟。新馬戦は福島芝1200m。大外8枠10番から好発を決め、先行集団へ。逃げた馬を見る形で直線へ向くと、馬場を選びながら前を交わし、突き放すだけの競馬。癖がなく、センスの光る走り。ここでも楽しみな一頭。
フォルテローザ
初陣は小倉牝馬限定戦を1番人気3着。現状、未勝利の身ながら重賞初挑戦となる。その新馬戦は時計の出る馬場のなか、好位につけ、逃げた馬を捉えきれずの形。イン前有利を4角外回し。上がり最速の脚を使ったが、それほど目立つ伸び脚ではなかった。
メイプルギャング
新馬戦は阪神芝1800mへ出走し6番人気5着。前走は距離短縮、かつダートへ替え新潟1200mへ。好発から番手、しぶとく脚を伸ばし初勝利を挙げた。やや外に行きたがる面を除けば上々の内容。再度芝替わりも、スプリント戦なら。
(文・垣本大樹)