フラワーＣ２着から臨むヒップホップソウルは、昨秋のベゴニア賞でものちのＮＨＫマイルＣ馬シャンパンカラーにクビ差２着に迫った実力馬だ。前走に続いてコンビを組む津村明秀騎手（３７）＝美・フリー＝が、デビュー２０年目でのＧⅠ初制覇へ意気込みを語った。




――前走のフラワーＣで初騎乗

「パドックで初めてまたがりました。テンションが高くて乗り難しい面があると聞いたので、返し馬で確認しながらのレースでした」

――不良馬場の中、長くいい脚を使って２着

「１、２コーナーで行きたがる面があったので我慢させました。３コーナーから各馬の手応えが悪い中でいい手応えでしたし、最後は差されましたが、ゴールまで脚を使ってくれました」

――今回は距離が２４００メートルに延びる

「各馬未知の距離ですが、（スタミナが要る）悪い馬場の１８００メートルを経験していますから。大歓声の中でもテンションが上がらずに力さえ出せれば、距離はもたないことはないと思います」

――デビュー２０年目でのＧⅠ初制覇が懸かる

「（ＧⅠを勝ちたい思いは）より一層強まっていますね。オークスでは（２０１９年）カレンブーケドールで２着だったりすごく悔しい思いをしたので、リベンジという気持ちでいます」

――意気込みを

「対戦した馬が少ないですし、強い馬も１頭います。走ってみないと分かりませんが、未知の魅力があります。勝てるように頑張って乗ります」

★順調にメニューを消化Ｗコースで３頭併せ

ヒップホップソウルは美浦Ｗコースで３頭併せで追われ、馬なりで６ハロン８５秒１―１１秒３。内のプロスペラーレ（未勝利）に１馬身先着、外のジャングルキング（２勝）と併入した。「予定通り順調にメニューをこなせている。広いコースの方が力を出せるし、彼女のリズムで走れれば」と木村調教師はコース替わりを歓迎していた。

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