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3月12日の中山11Rで行われた桜花賞トライアル「アネモネステークス」(3歳オープン、牝馬、リステッド、芝1600メートル、馬齢、16頭立て、1着賞金=2000万円)は、横山和生騎手で挑んだ1番人気トーセンローリエ(美浦・小笠倫弘厩舎)が道中2番手から直線で抜け出すと、後続の追撃を抑え切ってV。未勝利戦から一気の3連勝で初オープン勝ちを果たした。タイムは1分33秒8(良)。
1/2馬身差の2着には後方2番手から鋭く追い込んだコンクシェル(13番人気)が入り、トーセンローリエとともに桜花賞(4月9日、阪神競馬場、GI、芝1600メートル)の優先出走権を獲得。クイーンオブソウル(3番人気)は2着からさらにクビ差の3着に敗れ、惜しくも権利獲得はならなかった。なお、2番人気のスピードオブライトは、最内枠から先手を奪ったものの、直線半ばで後続に捕まり4着に終わっている。
◆横山和生騎手(1着 トーセンローリエ)「前走の競馬で、距離は1600メートルならこなせるかなというイメージでした。きょうの芝(傾向)を考えて、多少ペースが速くなってもしっかり位置を取りに行きました。ビュッと切れるタイプではないので、その点を頭に入れながら乗って、しっかり結果を出せて良かったです」
アネモネステークスを勝ったトーセンローリエは、父サトノクラウン、母トーセンナチュラル、母の父メイショウサムソンという血統。北海道日高町・(有)エスティファームの生産馬で、馬主は島川隆哉氏。通算成績は5戦4勝となった。