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11月19日の東京11Rで行われた第27回東京スポーツ杯2歳ステークス(2歳オープン、馬齢、GⅡ、芝1800メートル、11頭立て、1着賞金=3800万円)は、三浦皇成騎手の5番人気ガストリック(牡、美浦・上原博之厩舎)がデビュー2連勝。道中は後方からレースを進めると、直線では府中の長い直線を力強く駆け抜け、外からきたダノンザタイガー(2番人気)との競り合いの末、クビ差で勝利。昨年はイクイノックスが制した出世レースで重賞初制覇を飾った。コンビを組んだ三浦皇成騎手は、12日の武蔵野S(ギルデッドミラー)に続く重賞勝利となった。タイムは1分45秒8(良)。
断然の支持を集めたハーツコンチェルト(1番人気)は、スタートで出遅れ最後方から直線で外から猛烈に追い込んだものの、2着からさらに半馬身遅れた3着に敗れた。
◆三浦皇成騎手(1着 ガストリック)「追い切りに乗せていただいて非常にいい背中をしていると思いました。まだ緩さや頼りなさを残していますが、スピードに乗ってこれだけ沈む馬はなかなかいないので、レースを楽しみにしていました。初戦は後ろから外を回るレースでしたが、きょうは馬群の間を割って次につながる競馬ができました。このレースを勝った意味は大きいと思います」
東スポ杯2歳Sを勝ったガストリックは、父ジャスタウェイ、母エーシンエポナ、母の父Curlinという血統。北海道浦河町・栄進牧場の生産馬で、馬主は前田幸治氏。通算成績は2戦2勝。重賞は初制覇。東スポ杯2歳Sは上原博之調教師、三浦皇成騎手ともに初勝利。