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父、母とも3冠を達成するなど、GI計12勝のDNAを受け継ぐ良血馬が、好発進を決めた。単勝1・5倍の1番人気に支持されたラインベック(栗・友道、牡、父ディープインパクト、母アパパネ)が、レースセンスの良さを発揮。鮮やかに初陣を飾った。
好発を決めて2番手につけ、緩い流れの道中もすんなりと折り合う。最後の直線はメンバー最速タイの上がり3ハロン33秒8をマークし、逃げるファルークをきっちり捕えて後続の追撃も完封した。
福永騎手は「スタートが速くて2番手で上手に走れていた。よく調教されていて、その良さが出た。着差(1馬身1/4)はわずかだったけど、安心して乗っていた。距離が延びても問題ない」と高く評価。友道調教師は「1600メートルは短いと感じるレースだったので、距離を延ばした方がいいかなと思う。今後はオーナーと相談してからです」と語り、中距離路線に向かうことを明かした。
陣営が来春のクラシックを意識する超良血馬。今後の動向が大いに注目される。