【日曜中山ダート勝負R:全馬評価あり】前走は不利があり！馬場と枠順の並びが魅力！



＜予想＞

◎：コパノフィーリング
馬場と枠順の並びが魅力

○：ウルトラマリン
中山1200mの外枠なら

▲：ロードラズライト
前走は展開不向きで雨馬場も得意

△：ヒロシゲゴールド
ハナを取り切ったら一変ある

☆：ジャスパープリンス
スムーズに外の2番手に切り替えたら



＜展開＞

逃げたいのは、ヒロシゲゴールド。
行き脚ならジャスパープリンスも互角で内枠に入ったが、戸崎騎手なら主張してハナの可能性は低いので譲って外の2番手。

2頭の外からコパノフィーリング、ウルトラマリン、内からサイクロトロン、ロンドンテソーロが好位へ。
ハナ争いにはならないので、雨の影響がある馬場でもやや速いくらいを想定。



＜予想詳細＞

本命は、コパノフィーリング

前走のジャニュアリーSは、内を見ながら出して行って4頭並走の内から3頭目でコーナーへ。
コーナーに入る所で一番外のジャスパープリンスが少し強引に前に行こうとしたので、狭くなって少し抑える不利。そこで少し減速して位置取りが悪くなって、直線で粘るも6着。

不利がなくスムーズだったら2着争いに加われてもいいと感じる内容（2着と0.3秒差）。これを馬体を減らしていた状態（連続での8㎏減）で見せたので、まだ内容はよくなっていい。


今回は、馬場と枠順の並びが魅力。
雨の影響のある馬場は、5走前の超高速馬場の阪神1200mで勝利。小倉1000m戦を勝てるスピードも活きる。

あと枠の並びが、逃げたいヒロシゲゴールド、テンの脚が速いジャスパープリンスの2頭より外は競馬がしやすい。
前走のように外に前に行きたい馬がいるとそれに抵抗する必要があるが、ヒロシゲゴールドの横について行けば自然とハナを取れば2番手、2番手からなら3番手の好位の外が取れる。

ウルトラマリンがどのくらい出してくるのかがポイントにはなるが、横山典弘騎手なら強引に前に来る可能性は低い。
好位外が無理せずに取れてたら、2走前に見せた持続力で勝ち切る走りができていいと考えて期待する。



対抗は、ウルトラマリン

ここ3戦は、出遅れて前に行けず、内枠で砂を被る、1400mと理由がある凡走。
今回は、大外で自分のペースでスムーズに走れるのが魅力。

雨の影響のある馬場も、騎手の判断ミスで遅い前半に控えて力を出し切れなかった「ながつきS」でさえ、1:09.2の時計の対応。雨の影響のある馬場も問題ない。

OP特別レベルで勝てる走りができることは、上越S(3勝クラス)の勝ちっぷり、騎手の判断ミスで不完全燃焼のながつきS4着の走りで証明済み。

いい条件なので、このタイミングでブリンカーを付けることがマイナスに出なければいいが、力を出せていい好条件なので好走できていい。



単穴は、ロードラズライト

前走の大和Sは、あまりペースが上がらずに、長所の持続力が活きずに内のごちゃついたところを追いかけただけ。不完全燃焼のレース。

厳しいペースを持続力で差してくる馬なので、中山1200m替わりは歓迎。
2走前のジャニュアリーSでは、中団やや後ろの外から直線で伸びてきて3着同着。
6走前の初風S(3勝クラス)では、前に行く馬がそこまでいなかったので好位外の3番手から抜け出して2.1/2馬身差完勝。

時計が出る馬場も、高速だった室町Sでレッドルゼル・リュウノユキナに続いての3着と適性の高さを見せている。

中山1200m・54㎏・雨の影響の出る馬場と条件はいいので、スムーズに走らせることができれば差し切る走りができてもいいと考えて単穴に。



4番手は、ヒロシゲゴールド

前走は、好位外の3番手追走から粘って5着。
この内容を「好位からでも我慢できた」という見方もできるが、完全に前有利で差されているのでレースレベルの低さに助けられた5着で内容は悪い。

やっぱりこの馬は逃げてこそのタイプ。

近走は、ペースが速いのに2番手の馬に早仕掛けをされたり、最内枠で逃げられなかったり、ハナを取ったがペースが速すぎたりで逃げ馬らしい脆さが出ている。

ただ、今回は久しぶりに逃げたい馬が他に不在。
行き脚の速いジャスパープリンスが戸崎騎手に変わったことで、主張したらあっさりハナを取って自分のペースで走れる可能性がある。

乗り替わりがテン乗りなら、前走の好位からそこそこ走れたことでハナを取りに行かない可能性が高くなる。ただ、北村宏司騎手は5走前に騎乗してNST賞を逃げ切って勝っている。
「逃げたら強い」ということを理解しているので、最初から2番手でいいという乗り方はしないはず。

主張してハナを取り切ることができたら、一変して上位争いをできる走りができていい。



5番手は、ジャスパープリンス

前走は、外のダンシングプリンスを先に行かせて、じわっと2番手を取って追走。
直線の加速で少し遅れたが坂に入って持続力で盛り返して2着。

2着には残ったが、ペースが遅すぎたことで上がりの速さに対応できなくなってしまって持続力を活かしきれなかったレースだった。


今回は、持続力が活きる中山1200m替わりが歓迎。
7走前のフェアウェルS(3勝クラス)では、本格化直前のジャスティンを3番手から交わして好時計勝ちしている。

ここ2戦の走りを見ると、アメリカ帰りで絶好調と言える走りではないが、ヒロシゲゴールドを無視してハナを取るか（逃げは戸崎騎手なので可能性は低いと考えている）、前走のように先に行かせて外の2番手を取れば馬券圏内争いに加われていい。



※以下は、買わない馬の評価。

サイクロトロン
3走前に急に馬体が増えて、2番手から大楽勝。そこから一戦ごとに馬体を増やすながら3連勝。馬体だけでなく、レースでのパフォーマンスを上げてきて成長を感じる。
ただ、前走レベルは3勝クラスとしては平凡。さらにパフォーマンスを上げないと掲示板もない内容。2㎏減にはなるが、阪神の条件戦の平均ペースよりは、確実にテンが速くなる中山1200mと相手で、2番手は取れない相手で最内。同じパフォーマンスを出すのも難しいと感じる条件で、連勝で人気になっているのなら様子見の消し。素質に期待するしかない。


メイショウテンセイ
少し緩む流れが得意なので中京巧者になっていて、前走の4着は阪神1200mにしては遅い流れだから4着まで持ってこれただけ。中山1200mの流れだと脚が溜まらないので、いい脚が使えない可能性が高いので消し。


ロンドンテソーロ
前走のカペラSは、好位馬群の中での追走で直線で我慢して5着。好位外からの競馬が理想なので、よく崩れずに走ったと言える内容。今回も内枠に入ってしまって、まだ良化途上とコメントしている状態。外枠で楽に好位が取れそうなときに買いたい。


アポロビビ
前走は、外枠に入ったので出たなりでいつもより少しいい位置が取れて、スムーズに仕掛けられての差し切り。相手が楽な外枠で力が出せる条件が揃っていた（本命で馬連・3連単的中できた）。今回は、相手強化の内枠。過去最高の走りをして、かつ吉田豊騎手が内枠をスムーズにさばけないと掲示板も難しい。それに期待するのはできない。


ライオンボス
次の新潟線を見据えてのレースとコメントが出ていて、叩きのレース。芝直線1000mベストがハッキリしているので無理せずに回ってくるだけ。


ハングリーベン
6戦連続二桁着順で、完全に頭打ちの状態。買い材料がない。


キングハート
芝で結果が出なくなってダートに使ってきたが8歳馬。少しでもダートがいいと感じるならもっと早く使っていたはずで、とりあえず試す感が強い使い方。


ロードエース
メンバーレベルの低い3勝クラスを勝ち上がってしまったので、オープンクラスで上位争いするのは難しい。


タガノアム
コーナーで少し緩んで脚が溜まる条件が得意で、1400mの中京・東京、1200mの新潟で近走は好走。中山1200mだと追走が忙しくて脚が溜まらないので厳しい。


ミッキースピリット
レースレベルの低い条件戦で3連勝でオープン入りしたので、力通りに走って完敗続き。ダートで新味を求めてきたが、ディープインパクト産駒なので期待薄。


ヒラソール
前で持続力を活かしたら強い馬だったのだが、荻野騎手が差し馬にしてしまった。オープンクラスに入るとそこそこ脚しか使えないので足りない結果。近走は、調子まで落ちてしまっているので厳しい。いい馬だっただけに、見ていて悲しくなる走り。まだ5歳なので時間をかけて復活する可能性はあるが、近走の状態から1200mに変えて刺激を与えてどこまで変わるか。素質に期待するしかない。