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3月から調教師に転身する角田晃一騎手(39)=栗・フリー=が今週で現役を引退する。
「ジョッキーの思い出は、初騎乗、初勝利、初GIとたくさんありますが、やっぱりフジキセキが一番ですね。フジキセキがあったから、その後にダービーなどを勝つことができたと思います」と20年余の騎手人生を振り返る。
土曜は中山で1鞍、日曜は阪神で7鞍に騎乗。ラスト騎乗は阪急杯のマイケルバローズで1年2カ月ぶりのコンビだ。阪急杯で思い出されるのが06年。調教師転身を控えた松永幹夫騎手がブルーショットガンの手綱を取り、最後の重賞騎乗で劇的V。角田も引退の花道を飾れるか注目だ。
「調教師になれば未勝利からスタートです。コツコツとやって、騎手時代に勝った大きなレースや、まだ勝っていないレースを勝ちたいです。ファンの方が安心して馬券を買っていただける調教師になりたいです」。そう話す角田は「28日までは現役なので、それまでは騎手です」。渾身のムチをじっくりと見せてもらおう。