競馬ニュース > 記事
フランスの名手、オリビエ・ペリエ騎手(44)が「最も勝ちたいレース」と語るのが、毎年11月の第1火曜日に豪州のフレミントン競馬場で行われるメルボルンC(今年は11月7日、ハンデ、芝3200メートル)だ。
「南半球最大のレース。ずっと憧れていたキングジョージを日本で種牡馬入りしたハービンジャーで勝つことができたので、次はこのレースを勝ちたいね」という。
6日にドーヴィル競馬場で行われた芝2500メートルのGIIIルー賞をペリエ騎乗のティベリアン(仏=A・クエティル、牡5、父ティベリウスカエサル)が優勝。重賞2勝目となり、陣営はメルボルンCに照準を合わせて豪州遠征を視野に入れている。
ティベリアンはダーレーが所有するロジス牧場の生産馬で、昨年は独GIバーデン大賞4着などの実績を残し、ジャパンCにも予備登録があった。ペリエ騎手とコンビを組むようになったのは今年からで4戦3勝と好相性。あの笑顔が再び見られる秋になるかもしれない。 (在仏競馬記者)