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23日、香港のシャティン競馬場で行われたジョッキークラブマイル(GII、芝1600メートル、1着賞金220万8750香港ドル=約3351万円)に出走したハナズゴール(美浦・加藤和宏厩舎、牝5歳)は9着に終わった。
豪GIオールエイジドSを制したときと同じナッシュ・ローウィラー騎手とのコンビで挑んだハナズゴールは後方からのレース。4コーナーから大外に持ち出して末脚勝負にかけたものの伸び切れず、勝ち馬から15馬身1/2差の9着だった。
ローウィラー騎手は「きょうはオーストラリアで勝ったときのような状態ではありませんでした。次の香港マイルでは、もっと良い走りができるはずです」と完調手前であることを敗因に挙げ、加藤和宏調教師も「結果は残念でしたが、到着して1週間後のレースであったこともあり、使いつつ良くなる馬なので、次のレースで良くなることを期待しています。3週間後は万全な状態で臨みたいです」とあくまでも香港マイル(12月14日、GI、芝1600メートル)が目標であることを強調した。このまま香港に残って調整され、本番に挑む。
優勝したのはジョアン・モレイラ騎手が騎乗したエイブルフレンド(香港=ジョン・ムーア厩舎、セン5歳)。中団からレースを進め、直線は力強く抜け出して完勝した。勝ちタイムは1分33秒46(良)。父シャマーダル、母ポンテピッコロ、母の父フォルクスラードという血統で、今年のチャンピオンズマイル2着などの実績がある。通算成績は13戦7勝。2馬身1/4差の2着がゴールドファン、さらに1/2馬身差の3着がアンビシャスドラゴンで、人気3頭による決着となった。