２日の中山７Ｒ３歳５００万下（芝１２００メートル）は、ウンベルト・リスポリ騎手騎乗の１番人気アスコルティ（牝、美浦・国枝栄厩舎）が２番手追走から抜け出して快勝。オープン入りを決めた。タイムは１分１０秒９（稍重）。

　フルールシチーがダッシュ良く先手を取り、アスコルティが２番手。さらにクリノイザナミ、ポケットエースなどが続く。フルールシチーとアスコルティはともに手応えに余裕を感じさせたまま直線へ。２頭の叩き合いからアスコルティが抜け出すと、他馬はまったく追いつくムードはなく、ゆうゆうと押し切ってＶ。クロッカスＳで１番人気を裏切る８着に敗れたが、自己条件できっちりと巻き返してオープン入りを果たした。１馬身１／２差の２着には３番人気のフルールシチーが粘り込んでいる。２着から３馬身離れた３着が１１番人気の伏兵クリノイザナミ。

　アスコルティは、父Ｄａｎｅｈｉｌｌ　Ｄａｎｃｅｒ、母リッスン、母の父Ｓａｄｌｅｒ’ｓ　Ｗｅｌｌｓという血統。通算成績は３戦２勝となった。

　リスポリ騎手は「前走のＶＴＲを見て、前に壁をつくった方がいいと思っていたけど、２番手からでも上手に折り合ってくれたからね。賢い馬だよ。スピードはあるけど、最後の坂で脚いろが鈍ったので、ベストは１２００メートルだろうね」とスプリンターとしての資質を強調していた。

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