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29日の中山4R2歳新馬(芝1600メートル)は、蛯名正義騎手騎乗の2番人気レッドルシアン(牝、美浦・鹿戸雄一厩舎)がゴール寸前で鋭く差し切り快勝。タイムは1分38秒5(良)。なお、人気の一角に推されていたサンキュージョンは発走直前に競走除外となっている。
断然人気のフルールシチーが抜群のスタートから先手を奪い、外からベニツバキがこれに続く。レッドルシアンは好位のイン。直線に向いてもフルールシチーの脚いろは衰えないが、3番手の外に付けていた人気薄のペアンがじわじわと差を詰める。2頭の争いから少し遅れた位置でスペースを探していたレッドルシアンも坂を上がってから猛然と伸び、ゴール前は3頭の接戦。最後は脚をためていたレッドルシアンの切れ味が炸裂して、鮮やかに差し切った。1/2馬身差2着が1番人気フルールシチーで、ハナ差3着が9番人気のペアン。
レッドルシアンは、父ゼンノロブロイ、母アルウェン、母の父トニービンという血統。母はアネモネSの勝ち馬。祖母アドラーブルはオークスを制している。
蛯名騎手は「けいこの動きは良かったが、テンションの高い馬で、その点が気になっていた。返し馬ではうるさかったが、待機所のポケットに入り落ち着いてくれた。オンとオフの切り替えができて、メリハリが利けば楽しみ。少しずつ段階を経て良くなってほしい。最後、馬群を割ったのは能力です」と課題を指摘しつつも能力の高さを評価していた。
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(退会ユーザー)