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13日に香港シャティン競馬場で行われた第22回ロンジン香港ヴァーズ(GI、芝2400メートル、1着賞金940万5000香港ドル=約1億5048円)は、ライアン・ムーア騎手騎乗のハイランドリール(アイルランド=エイダン・オブライエン厩舎、牡3歳)が優勝した。1馬身1/2差の2着がフランスのフリントシャー、さらに1馬身1/2差の3着がフランスのダリヤンだった。勝ちタイムは2分28秒43(良)。
レースはハイランドリールが先手を取り、シリュスデゼーグルが2番手、さらにヘレンハッピースター、フリントシャーなどが続いた。流れが落ち着いた向こう正面でハーバーマスターが外から一気にまくって先頭に立つと、ハイランドリールは4番手まで下げる形に。直線に向くと、外から伸びてきたフリントシャーと、盛り返したハイランドリールの争いになる。大人びた立ち回りを演じたハイランドリールがフリントシャーとの争いを制して快勝。2度目のGI勝ちを果たした。ダリヤンは追い込んだものの3着まで。
勝ったハイランドリール(Highland Reel)は父ガリレオ、母ウヴェジェル、母の父デインヒルという血統のアイルランド産馬。通算成績は11戦5勝となった。国際GIは今年のセクレタリアトSに次いで2勝目。