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欧州競馬のシーズン最初のGⅠ、ガネー賞(4歳上、芝2100メートル)が4月28日、パリロンシャン競馬場で9頭によって争われ、A・プーシャン騎乗の8番人気アヤザーク(フランス産、仏=A・フアシェ、牡5、父ザラック)が優勝した。
タイム2分13秒16(重)。5着までが3/4馬身差という大混戦で、アヤザークは3番手から残り200メートルで先頭に立って押し切った。他の主な馬では、昨年のパリ大賞優勝馬フィードザフレームが3着で、独ダービー馬ファンタスティックムーンは9着と大敗した。
1889年創設のガネー賞は過去の勝ち馬に1972年ミルリーフ、97年エリシオ、2020年ソットサスなど著名馬が多い伝統の一戦。通算18戦6勝でGⅠ初制覇となったアヤザークの次走はイスパーン賞(26日、パリロンシャン、GⅠ、芝1850メートル)が有力だ。
同日行われたGⅢバルブヴィル賞(芝3000メートル)では、ダイワメジャー産駒で昨秋の仏GⅠロワイヤルオーク賞優勝馬ダブルメジャーが半年ぶりに復帰したが、勝ったセヴェンナズナイトから8馬身¾差の3着に敗れた。次は仏GⅡヴィコンテスヴィジエ賞(26日、パリロンシャン、GⅡ、芝3100メートル)に向かう見込みだ。(在仏競馬記者)
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