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中山大障害でラストランを迎えるオジュウチョウサンが、23日に決戦の地、中山競馬場で最後の調教を行った。石神騎手を背に障害コースに姿を見せ、大竹柵や大いけ垣など固定障害をじっくり見せてスクーリング。レースでは最終障害となる3、4コーナーの5号いけ垣障害だけを飛越。首をぐっと丸めて走るフォームで気合は十分。直線はキャンターで軽く流して最後の調整を終えた。
和田郎調教師は「1つだけ障害を飛ばしました。元気が良くて気合も入って、体つきはかなりいいと思います。そして無事に(競走生活を)終えられることを願っています」と一つ一つ、愛馬の動きをかみしめるように見つめていた。
日本競馬史上最強の障害馬がラストランでJ・GⅠ10勝目を挙げて有終の美を飾るシーンが現実味を帯びてきた。