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来年のクラシックを目指して、今週から東京、中京で2歳新馬戦がスタート。いきなり新種牡馬の産駒が登場する。土曜の中京5R(芝1600メートル)では、シルバーステート産駒のナインティゴットが今年の一番星を狙って出陣。日曜の東京5R(芝1600メートル)では、調教できびきびした動きを見せているロゴタイプの初年度産駒ビッグロジールーフが、初星を狙う。
新種牡馬シルバーステート産駒ナインティゴットが2歳新馬戦の一番星を狙う。2日は栗東坂路でラスト1ハロン11秒9(4ハロン55秒7)を馬なりでマークし、年長のエールヴィオレ(1勝クラス)と併入。5月26日には武豊騎手を背に栗東CWコース4ハロン50秒8-11秒8をマークして3頭併せの最先着と、水準以上の動きを見せている。
武英調教師は「やるごとに良くなってきた。手先が伸びて格好いいフォームで走る。気性も操縦性も良くて、豊さんの感触も良かった」と期待をふくらませる。ディープインパクト産駒の父は屈腱炎を2度発症し、5戦4勝で引退。「無事だったら、相当(出世して)走っていたと思う。近年の新種牡馬でもかなり楽しみ」と力を込めた。