『ＪＲＡホームページ』内の人気コンテンツ「今週の注目レース」でお馴染みの伊吹雅也が、今週末のメインレースをいち早く分析！　膨大な予想ファクターの中から、レースの「本質」が表れている最重要データ１点をピックアップします。夏競馬の開幕に花を添える名物重賞、マーメイドステークスは前走距離に注目してみましょう！

▼６月２０日（日）福島１１Ｒ　バーデンバーデンカップ
【前走の４コーナーを４番手以内で通過した馬の、出走頭数別成績（2000年以降）】
●15頭立て以下　〔３・５・２・１５〕（複勝率40.0％）
●16頭立て　〔２・３・１・１７〕（複勝率26.1％）
→基本的に前走で先行していた馬が強いレース。ただし、フルゲートとなった年は前走で差しに回っていた馬もよく来ています。

▼６月２０日（日）阪神１０Ｒ　マーメイドステークス
【前走距離別成績（2000年以降）】
●2000ｍ　〔５・６・２・２１〕（複勝率38.2％）
●2000ｍ以外　〔５・４・８・６７〕（複勝率20.2％）
→前走も2000ｍだった馬が好成績。前走内容はまったくと言っていいほど問われないレースですが、前走距離には注意したいところです。なお、昨年の３回阪神芝2000ｍは、６枠～８枠に入った馬が〔２・０・２・３８〕（複勝率9.5％）と苦戦していました。

■執筆者プロフィール
伊吹　雅也（いぶき・まさや）
『ＪＲＡホームページ』（http://www.jra.go.jp/）、『競馬王』(白夜書房)、『サラブレ』(エンターブレイン)、『POGの達人』(光文社)などで活躍中の若手競馬ライター。「競馬」や「レース」の本質を見抜く的確なデータ分析力に定評があり、現在は騎手と騎乗馬の相性をロジカルに分析する予想理論『ザ・カンフルジョッキー』で注目を集めている。

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