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中京ダート1800m左回りで行われるチャンピオンズカップ。
簡単にレースの特徴を説明したうえで出走馬の前走を踏まえた妙味について書いていきたいと思います。
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■レースの特徴■
スタートから坂で、その部分はどの馬も速く抜けたいため、それなりに押して1コーナーを迎えます。
その勢いのまま2コーナーを過ぎたあたりで長い上り坂に突入するので、スタミナが問われるタフなコースと言えるでしょう。
ダートらしく内の馬はかなりのプレッシャーを受けることから、それを嫌った番手の馬たちが逃げている馬に被せようとして、ペースが緩みにくい傾向にあります。
いくら3、4コーナーが下りでもこれだけスタミナを使えば、直線の急坂をあっさり上れるような脚は余程のスタミナ馬でもない限り残っておらず、とにかく根性比べのレースとなります。
問われるスタミナが他のレースとは違うので、ラストで鈍る恐れのある軽い切れ味特化タイプの馬は基本的に不利。
逆に言えば、今まで決め手比べで屈していたが、決してバテたことがないようなタイプの馬に妙味がありそうです。
■前走の分析■
・アウォーディー
●前走JBCクラシック Jpn1 1着 (経由5頭)
中団待機から早めに位置を上げ、4コーナーあたりで先頭に立つとそのまま押し切り完勝。
コーナーワークが上手なタイプで、中京だと良さが出にくいのが少し嫌なところ。
さらに問題なのは、前走もみせたソラを使う点。とにかくこれが酷い。
あれだけ集中力がなくて完勝なのだから強いとしか言いようがないが、手応え十分でも仕掛けのタイミングを熟慮しなければならないことを考えると、タフな競馬では大分堪えるのでは。
不安要素がそれなりにあるので地力は認めても妙味は全くなさそうだ。