３月２日（水）の川崎競馬１１Ｒ、第６２回エンプレス杯（交流ＧＩＩ、サラ４歳以上、牝馬、選定馬、別定、ダート２１００メートル、１０頭立て、１着賞金＝３５００万円）は、武豊騎手騎乗で単勝１．１倍の断然人気に推されたアムールブリエ（栗東・松永幹夫厩舎）が２番手追走から楽に抜け出して連覇を達成。タイムは２分１８秒１（良）。

　２着には１馬身差で、アムールブリエをマークして進めたヴィータアレグリア（５番人気）。逃げたティンバレス（２番人気）はゴール寸前でかわされて、３／４馬身離れた３着となった。

　エンプレス杯の勝ち馬アムールブリエは、父Ｓｍａｒｔ　Ｓｔｒｉｋｅ、母Ｈｅａｖｅｎｌｙ　Ｒｏｍａｎｃｅ、母の父Ｓｕｎｄａｙ　Ｓｉｌｅｎｃｅという血統。鹿毛の牝５歳。米国・Ｎｏｒｔｈ　Ｈｉｌｌｓ　Ｃｏ．　Ｌｔｄ．の生産馬で、前田幸治氏の所有馬。通算成績は１９戦８勝（地方８戦４勝）。重賞は２０１５年交流ＧＩＩ・エンプレス杯、交流ＧＩＩＩ・ブリーダーズゴールドカップ、交流ＧＩＩ・名古屋グランプリに次いで４勝目。松永幹夫調教師はエンプレス杯２勝目、武豊騎手は０４年（レマーズガール）、１０年（ブラボーデイジー）、１１年（ラヴェリータ）に次いで４勝目。

　勝った武豊騎手は「以前（武豊騎手は関東オークス３着以来の騎乗）よりすごく力強くなった。いいポジションがとれたし、４コーナーで大丈夫だろうと思った」とパートナーの成長ぶりに顔をほころばせていた。

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