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【佐賀皐月賞・レース概要】
2013年に3歳以上ダート1750m戦の重賞競走として創設された。翌2014年からは現在の1800m戦となっている。2018年に佐賀競馬の3歳3冠レース体系が見直され、3歳馬限定のレースとなった。
佐賀所属馬限定のレースで、他地区から佐賀に転入した馬は、佐賀で2走以上を経験していないと出走できない。優勝馬には栄城賞への優先出走権が付与される。
【佐賀皐月賞・検討のポイント】
近3走は他地区への遠征が続くウルトラノホシだが、地元に帰ってくれば、主役として扱わざるを得ないだろう。同馬の相手探しの一戦と考えるべきではないだろうか。
【佐賀皐月賞・出走馬概要】
ウルトラノホシ
近3走は、川崎・全日本2歳優駿(6着)、船橋・ブルーバードカップ(4着)、大井・雲取賞(6着)。いずれも南関東への長距離輸送がある上に、JRA所属馬との対戦でもあった。この点を踏まえて考えると、ブルーバードカップで4着に入った点は高く評価されるべきだろう。
地元・佐賀では、昨年のネクストスター佐賀とカペラ賞の重賞2勝を挙げている。出走馬の中では地力が1枚も2枚も上であり、ここは負けられない一戦となった。ホッコータルマエ産駒の牡馬で、今回も道営・ホッカイドウ競馬所属の石川倭騎手が佐賀に駆けつけて騎乗する。
トレベルオール
オルフェーヴル産駒の牡馬。昨年の九州ジュニアチャンピオンでウルトラノホシに先着したトゥールリーが不在なら、そのトゥールリーが勝った飛燕賞で2着だったこの馬に注目すべきか。その前走・飛燕賞が初めての重賞挑戦であった点、道営から佐賀に移籍後は7戦して6連対である点、今回は金沢から吉原寛人騎手が駆けつけて騎乗する点がプラス材料。それらを武器にウルトラノホシを相手にどこまで戦えるのか、試金石の一戦となる。
フークファンタジー
アポロケンタッキー産駒の牝馬。昨年、米国・サンタアニタダービーで2着に入った、大井に所属するマンダリンヒーローの半妹に当たる。2走前に、前述のトゥールリーが勝った佐賀若駒賞で2着に入っている。前走の花吹雪賞(3着)からややレース間隔が空いている点は気になるが、今回は飛田愛斗騎手との初コンビとなる点は興味深い。
上記3頭以外では、復帰する山口勲騎手が手綱を取るビーチパトロール産駒のアマルフィーが面白そうだ。半兄のアドバイザーは2021年の船橋記念で2着に入っている。ル・プランタン賞2着のトゥザワールド産駒ケンタッキーグレイも、船橋の澤田龍哉騎手騎乗も含めて注目したい。
筆者です。
トレベルオールのところで、とんでもない間違いを書いてしまいました。
ー昨年の九州ジュニアチャンピオンでウルトラノホシに先着したトゥールリーが不在なら、ー
トゥールリーは4枠4番で出走しています。
大変申し訳ありませんでした。
2024年4月28日 10:03