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【プラチナカップ・レース概要】
浦和競馬場のダート1400m戦で争われる、3歳以上のオープン馬による重賞競走。2018年に前年まで準重賞として行われていたレースを格上げする形で創設された。創設時は7月に行われていたが、今年からは5月の施行となり、今年からJpn1に変更となったさきたま杯の前哨戦に位置付けられる。南関東における重賞格付けはS3。
【プラチナカップ・検討のポイント】
東京スプリントを勝ったジャスティンが、相手関係からも中心視されることになりそうだが、不利とされるこのコースでの大外枠を引いてしまった点がポイント。付け入る隙ができただけに、金星を狙える馬探しが馬券検討の面からも面白そうだ。
【プラチナカップ・出走馬概要】
ジャスティン
この馬が浦和の1400m戦に出走するのは昨年末のゴールドカップ以来で、当時も4着に敗れている。JRAに所属していた2020年のさきたま杯も5着で、続く東京盃を勝っていることからも明らかであるように、浦和の1400m戦はあまり得意な舞台とは言えない。
JRAでは新潟芝1600m戦での未勝利戦を勝ち、1勝クラス勝ちは中京芝1400m戦、2勝クラス勝ちはダート1400m戦だったように、距離に対する不安はないが、いずれも1ターン戦だったことから、コーナーを4回通過する浦和の1400m戦に課題あり、と考えるべきかもしれない。その意味でも、大外枠を引いてしまった今回は、距離ロスも気になるところ。絶好調の大井・坂井英光調教師と西啓太騎手のコンビが、この課題をどう克服するのか、注目したい。
ブルベアイリーデ
ジャスティンと同じ8歳で、元中央オープン馬という点でも共通しているだけに、最内枠を引いた点は興味深い。川崎に移籍後、勝ち星を挙げるまで3走を要したが、移籍の際にレース間隔が空いていた点を考えれば、前走の川崎・幸オープン勝ちでようやく本来の姿に戻ったとみるべきか。
野畑凌騎手に乗り替わった前走は逃げ切り勝ちだった。今回も同型馬がいないだけに、最内枠からレースの主導権を握ると、ジャスティンにとっても厄介な存在となりそうだ。
ツーシャドー
前走のしらさぎ賞を含め、浦和の1400m戦で4勝を挙げているコース巧者。今回は牡馬が相手という不安材料よりも、得意とするコースでの一戦の魅力のほうが大きい。今回も和田譲治騎手とのコンビで、2つ目の重賞タイトル獲得を狙う。
上記3頭以外では、前走で同じ浦和1400m戦を勝ったスマートセラヴィーが面白い。もちろん重賞実績から、アランバローズ、ティーズダンクなども軽視は禁物だ。