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今年から重賞に格上げされる『第1回フリオーソレジェンドカップ』(SⅢ、ダ1800メートル)が9日、船橋競馬場で行われる。新設重賞に12頭中、重賞ウイナー8頭が集結。本紙担当・浅子記者は前走の大井記念で2着と復活の兆しを見せたカジノフォンテンに自信の◎を打った。船橋が生んだ名馬の名を冠したレースを制し、初代王者に名乗りを上げるのはどの馬か―。
カジノフォンテンは前走の大井記念で0秒4差の2着に逃げ粘り、地方馬トップクラスの力を証明した。JpnⅠ2勝を含む11勝を挙げる左回りに替わる今回は、距離短縮に加え斤量も前走から1キロ減。好条件がそろったここで完全復活へ。
◆船橋1800メートル…4コーナーポケットからのスタートで内外の差はほとんどない。
◆優先出走権 『フリオーソレジェンドカップ』の1、2着馬には「日本テレビ盃」(9月27日、船橋、JpnⅡ、ダ1800メートル)の優先出走権が与えられる。
4日目も良で開催。時計は水準レベルだったが、直線での外の伸びは今ひとつで、全体的に先行馬の好走が目立った。最終日は雨の予報も出ているが、極端に変化しなければ同様の傾向が続くとみる。
◎降水確率=午後50%、夜20%。
◆木間塚龍馬騎手「先行したほうがいいですね。でも全体的に力は要るので、行き過ぎると良くない感じです」
■フリオーソ 父ブライアンズタイム、母ファーザ(母の父ミスタープロスペクター)。2004年5月1日に生まれた栗毛の牡馬。生産は北海道新冠町のハシモトファーム。06年7月、船橋の名門、川島正行厩舎からデビュー。屈腱炎と闘いながら8歳まで現役で活躍し、カネヒキリやヴァーミリアン、スマートファルコンなどJRAの強豪馬としのぎを削った。
戦績39戦11勝(うち中央5戦0勝)。JpnⅠは06年全日本2歳優駿、07年ジャパンダートダービー、08、10年帝王賞、11年川崎記念、かしわ記念=写真=と6勝を挙げ、2着は11回を数えた。NARグランプリ年度代表馬は史上最多となる4度(07、08、10、11年)受賞。獲得賞金8億4544万6000円(うち中央3899万6000円)は地方歴代1位。