全日本2歳優駿 Jpn1
2016年12月14日(水) 20:10
川崎/ダート/1600m
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2016年12月14日(水) 20:10
川崎/ダート/1600m
2003年にG1に昇格した2歳チャンピオン決定戦の全日本2歳優駿。2歳チャンピオン決定戦らしく、これまでの実力プラス成長力(伸びシロ)も問われるレースです。近走で凡退が続いて成長力にやや疑問符が付いてしまっているような成績の馬は、苦戦の傾向にあります。このレースでは高い能力を持ち、近走成績も良い、勢いのある馬を積極的に狙いましょう。
さて、このレースの前哨戦は、交流重賞では北海道2歳優駿(ダ1800m)と兵庫ジュニアグランプリ(ダ1400m)の2つ。どちらが優勢かと言うと、過去10年の北海道2歳優駿の勝ち馬の成績は【3・1・0・3】、兵庫ジュニアグランプリの勝ち馬の成績は【3・1・0・3】と見事に五分五分です。
北海道2歳優駿の勝ち馬でこのレースを優勝した馬は、2011年のオーブルチェフ、2013年のハッピースプリント、2014年のディアドムスの3頭。兵庫ジュニアグランプリの勝ち馬でこのレースを優勝した馬は、2008年のスーニ、2009年のラブミーチャン、2015年のサウンドスカイの3頭。このうちディアドムスを除く、5頭が無敗馬だったことから、無敗で北海道2歳優駿か兵庫ジュニアグランプリを制した馬は、ここでかなり有力ということになります。
また、その他の路線では、12月の現チャンピオンズC(旧ジャパンカップダート)当日に行われる、3歳ダ1400mの特別戦の勝ち馬の活躍が目立っていました。かつてはポインセチア賞、現在は寒椿賞として行われている3歳500万下戦ですが、過去10年の勝ち馬の成績は【2・0・0・0】。2007年のイイデケンシンがポインセチア賞を初ダートで勝利してここも勝利、2012年のサマリーズはダート無敗でポインセチア賞を勝利して、ここも勝利しました。ローテーション的に滅多に出走してくることがありませんが、出走してくればかなり有力です。
ところで、このレースでは土が付いた馬は、全く狙えないのかというと、けっしてそんなこともありません。北海道2歳優駿で3コーナー先頭だった馬が穴メーカーとなっているのです。該当馬は、2006年に9番人気で3着のアンパサンド、2007年に3番人気で2着のディラクエ、2012年に7番人気で2着のジェネラルグラント、2013年に8番人気で3着のサーモピレーの4頭。ディラクエは北海道2歳優駿の勝ち馬でしたが、地方馬だったためか、意外と人気がありませんでした。
また、ある程度人気になりますが、兵庫ジュニアグランプリで3コーナー先頭だった馬の活躍も目立っています。該当馬は2006年の2着のトロピカルライト、2008年の勝ち馬スーニ、2009年の勝ち馬ラブミーチャンです。この3頭ともにJRAの500万下勝ちの実績があった馬でした。
昨年このレースで5番人気で3着したアンサンブルライフも前走、平和賞を3コーナー先頭から2着入線した馬だったように、とにかく前走で3コーナー先頭だった馬の巻き返しが目立つレースです。北海道2歳優駿や兵庫ジュニアグランプリ、そして前走の平和賞で3コーナー先頭から押し切った馬は、配当妙味が十分。絶対王者不在ならば、そのタイプを狙うのもアリでしょう。
●まとめ
・本命候補
ダート無敗で北海道2歳優駿か兵庫ジュニアグランプリを勝利した馬。
初ダートかダート無敗で寒椿賞を勝利した馬。
・穴馬候補
一番の穴メーカーは、北海道2歳優駿で3コーナー先頭でレースをした馬。兵庫ジュニアグランプリで3コーナー先頭でレースをした馬も、JRAで500万下勝ちの実績があれば狙える。
・前走の平和賞で3コーナー先頭でレースをした馬(前々走の鎌倉記念で連対していることが条件)。
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