競馬ニュース > 記事
◆文句なしのデキ〔1〕ニシノデイジー
札幌2歳S、東スポ杯2歳Sを勝っている実績最上位の重賞2勝馬は、キャンターで坂路を2本登坂して前日調整を終了。元気いっぱいで気配は文句なしだ。「雰囲気がすごくよくなって、馬が走りたがっている感じで何の問題もない。皐月賞と同じ(芝2000メートルの)舞台だし、ここで結果が出れば来年が楽しみになる」と高木調教師はGI取りに力を込めた。
◆キッチリ仕上げ〔4〕ヒルノダカール
ヴィクトワールピサ産駒で底を見せていない伏兵は、午後4時25分に到着した。「輸送はおとなしかったし、着いてからもカイバを食べている。レース間隔を取ってきっちり仕上げてきているし、楽しみはあるね」と大久保厩務員は好感触。
◆最速GI制覇へ〔3〕キングリスティア
史上最速デビュー13日目でのGI制覇がかかるベルシャザール産駒は、午後4時27分に中山競馬場に到着。馬房では何度もいなないていた。瀬戸口助手は「輸送中はおとなしかったですし、特に問題なく来ています。前走はそんなに仕上げていなかったけど、時計も優秀で驚きました。楽しみですね」と力を込めた。
◆重賞2着から逆襲〔2〕ブレイキングドーン
関西馬で一番乗りの午後0時27分に中山入り。白鳥助手は「輸送が得意ではないので6時発で。テンションも上がらずにすんだ」と安心。「馬体は締まってきた。前走は普段着けないメンコを着けて反応が悪かったので、今回はゲート裏で外す。順調だし楽しみ」と重賞2着からの逆襲を期す。
◆距離延長は歓迎〔6〕ハクサンタイヨウ
今回が6走目と豊富なキャリアを積んでいる1勝馬は、南Aコースでキャンターを1周半。追い切り後の気配も良好だ。「体調が上がっている感じで、感触もずいぶんといい。トモ(後肢)にまだ緩さはあるが、距離が延びた方がいいタイプ。どこまで頑張ってくれるかな」と藤井助手は好調さを伝える。
◆中山輸送の経験〔7〕ミッキーブラック
芙蓉Sで中山への輸送は経験済み。午後4時7分に決戦の地に着いた。「前走は当日輸送で戸惑っていたけど、今回は1泊だし落ち着いて臨めれば」と平井助手。この舞台でただ1頭のV実績。「残り1000メートルから自分のリズムで動いていければ」とレースをイメージしていた。
◆お任せルメール〔8〕アドマイヤジャスタ
新種牡馬の父に初GIを贈るべく、午後4時18分に到着。倉ヶ崎厩務員は「輸送中もおとなしかった。カイバは朝も食べてきて、今も食べている」と食欲旺盛ぶりに笑み。「有馬記念を勝った(8)番に、2着の緑枠。そういうのも大事やしな。具合は良さそうだし、あとはルメール騎手にお任せ」と全権委任だ。
◆右回り問題なし〔9〕ジャストアジゴロ
鞍上に田辺騎手を迎えて金星を狙う。レース前日は、北の角馬場で軽めのキャンター調整。牡馬にしては、きゃしゃな体つきだが、元気いっぱいで、動きははつらつとしている。「追い切った後も変わらずいつもの雰囲気ですね。初めての右回りでも問題ないし、この馬のリズムで走ってくれれば…」と大和田調教師。
◆陣営「いい感じ」〔10〕マードレヴォイス
どんな流れでも、しまいは確実にひと脚使えるのが武器だ。追い切り翌日の木曜(27日)は軽めの運動を行った。「スローの瞬発力勝負だと厳しいですが、見せ場ぐらいは作ってほしい。前走から間隔は詰まっているけど、疲れはなくいい感じで来ています」と高木助手は順調さを伝えた。
◆「良馬場がいい」〔11〕ヴァンドギャルド
午後4時32分に現地入りし、引き運動で関節をほぐした。「渋滞があったけど、少し汗ばんだ程度で問題はない。中間は精神面に注意して前走よりも落ち着いているし、気合乗りもいい具合」と藤野助手。好天予報に「それは良かった。切れ味があるので良馬場の方がいい」と能力全開を見据えた。
◆松田厩舎V2だ〔12〕タニノドラマ
昨年のタイムフライヤーに続き、連覇を狙う松田厩舎。1戦1勝のタニノギムレット産駒は、午後4時7分に到着。黒野助手は「おとなしい馬で、ストレスは感じてませんよ。1度使ってシャキッとしてきたし、上積みは大きいと思います」と楽しみな様子だった。
◆「今後占う」一戦〔13〕コスモカレンドゥラ
今年3月に開業した田中博厩舎のGI初挑戦となる。北の角馬場で軽めに調整してから、ゲートで駐立などの確認を行った。「オンオフの切り替えができて、雰囲気もいいですね。まだ強いところと戦っていないので、ここでどれぐらいやれるのか。馬の体調が上がっているので、今後を占う意味でも楽しみはあります」と田中博調教師は力を込める。
★ホープフルSの枠順はこちら 調教タイムも掲載