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《美浦》アプリコットフィズ(小島太)は、ポリコースで僚馬ギンザクイーンビー(牝4、500万下)を追い掛けての併せ馬。道中5馬身ほどあった差を4角手前で一気に縮め、直線半ばで馬体をインから重ねての併入。直線追ってからの反応は鋭く5ハロン62秒2、上がり36秒1-12秒1の時計も文句なしだ。「併せて負けたことのない稽古駆けする相手と渡り合ってこれだけ動くのだから大したもの。気負わず走っていたのもいい」と小島良助手は抜群の予行演習にニンマリ。「これが本追い切り。来週は流すだけで思惑通りに来ている」と小島太師も胸を張った。
アネモネS2着のアニメイトバイオ(牧)は、主戦の内田博騎手が手綱を取り、Wで3頭併せ。中ダッシュアキチャン(牝5、500万下)、外アッシュアッパー(牝6、500万下)を直線インから鋭く抜いて両馬に3馬身の先着で、6ハロン80秒1、3ハロン37秒3-12秒8とまとめた時計も合格点。内田博は「前走も良かったが、それに輪をかけて素軽かった。強敵相手にどれだけ頑張れるか楽しみ」と手応えの良さに口調も滑らかだった。
コスモネモシン(清水英)はポリ単走で4ハロン57秒5とごく軽め。「(フラワーC2着の)反動はなく、順調。体に硬さもないしね。精神面での成長も窺える。あとは初めての長距離輸送を克服できれば」と清水英師。陣営は火曜(6日)阪神入りを検討中。
クイーンC2着プリンセスメモリー(高橋義)は、坂路54秒8、終い12秒0(馬なり)と単走での坂路の動きはリズミカル。「いい雰囲気を保っている」と高橋義師の表情は明るかった。