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15日の阪神6R3歳500万下(芝1200メートル)は、武豊騎手騎乗の1番人気フィドゥーシア(牝、栗東・松元茂樹厩舎)が2番手から押し切って勝利。タイムは1分10秒6(良)。
人気を集めた良血馬フィドゥーシアが好スタートを決め、外めからスーッと先頭をうかがうが、その内からカレンローザネーラが気合をつけながらハナを奪っていく。3番手にアタマを上げ、掛かるしぐさを見せるグランジゲレイロ、ゲンキチハヤブサ、笠松のエステバンが追走。前を行く2頭はしっかり手綱を抑えたまま、前半3ハロン通過は35秒4と落ち着いた流れを刻んでいった。4コーナーあたりでフィドゥーシアが先頭に並びかけ直線中ほどで先頭に立つと、ゴールをめざし後続を引き離していく。ところが、ゴール前で脚いろは鈍り、中団を進んでいたアグネスユーリヤがグングン追い上げてくる。外からフィドゥーシアに並びかけたところがゴール。いっぱいに押し切ったフィドゥーシアが2勝目を挙げた。2着はハナ差で2番人気のアグネスユーリヤ。1馬身1/4差の3着に6番人気のカレンローザネーラが粘った。
フィドゥーシアは、父メダーリアドーロ、母ビリーヴ、母の父サンデーサイレンスという血統。通算成績は6戦2勝となった。
武豊騎手は「デビュー戦のときからいい馬だと思っていた。今日は気難しい面を出したぶん、最後は詰め寄られたけど、着差以上の内容だったと思う。早めに抜け出す形にならないぶん、相手が強くなったほうがむしろ競馬はしやすいかもしれないね。芝、ダートを問わず、距離は1200メートルがいいだろう」と今後の活躍に期待を寄せていた。
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