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第150回天皇賞・秋(2日、東京11R、GI、3歳上オープン国際(指)、定量、芝2000メートル、1着本賞金1億3200万円=出走18頭)馬主となり初勝利をもたらしたミスターケビンから10年目。悲願のGI初制覇は山本英俊オーナー(59)=(株)フィールズ代表取締役会長=の思い描いた通りの結果となった。
「もうそろそろ(GIを)勝ってもいい頃だろうとは思っていたが、きょうはパドックでの藤沢先生の目つきから違っていた。自信に満ちていたもの。直線で外に持ち出したときは、勝てると確信を持ちました」。ゴール後は、多くの仲間に抱きつかれるや、われを失ってしまった。「何が何だか。もう天に昇る気持ちでした」と、振り返った。
「(藤沢師は)誰よりも馬を愛している人。それが預けたら(藤沢厩舎の)成績が下がったと言われて。やっと恩返しできた気持ち。本当に良かった」。高額馬も数多く所有してきており、競走馬に投資した金額は日本だけでも100億円は下らないとささやかれているが、山本オーナーは「想定内です」と余裕の表情だった。 (水戸正晴)
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