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そのスケールは間違いなく歴代の名馬たちに匹敵する。ラスールが牡馬を蹴散らして重賞Vだ。
昨年10月10日の東京でのデビュー戦が驚きの強さ。残り100メートルで抜け出すと、そこから一気に後続に3馬身半もの差をつけた。3、4着馬が次走で勝ち上がったように、決してメンバーに恵まれていたわけではない。レース後にルメール騎手は、「新しいグランアレグリアです」と絶賛し、藤沢和調教師も「その可能性はある」とうなずいた。同厩のGI6勝馬を引き合いに出すあたり、陣営も並々ならぬ素質を感じている。
先月8日に帰厩後は坂路で連日のように時計をマーク。その姿も惜しまれつつターフを去った女王を思い出させる。「この馬にとって、15-15は普通のキャンターのようなもの。もともとの絶対値が違うんです。(藤沢和)先生からも『無理に引っ張るな』と言われています。自分から走りたいところなんかは、本当にグランアレグリアとよく似ていますね」と、大江原助手は抜群の身体能力をアピールする。
6日の最終チェックはWコース6ハロン85秒2、ラスト1ハロン12秒6。馬なりで古馬3勝クラスに先着した。「(前に)出てくるときの感じ、上がりの息づかいとも良かった。デビュー前に比べると反応がずいぶん良くなったし、力強さも出てきましたね。輸送もそれほどこたえないと思います」と大江原助手は自信をのぞかせた。
5日の中京芝は昨年と同様にインが伸びる傾向が強かっただけに、内めの(2)番枠も絶好だ。デビューV2で桜の有力候補に名乗りをあげる。
“究極の3連単”はラスールを1着に固定。同じく好枠のマイル2勝馬ソリタリオを2、3着に置いた12点で決める。(夕刊フジ)
★シンザン記念の出馬表はこちら 調教タイムも掲載
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TERAMAGAZINE
ルメール騎手「新しいグランアレグリアです」絶賛
藤沢和調教師「その可能性はある」
『クラシックでは藤沢センセは引退しとるで…クリストフの願望やないんか…思うとる』
(アンカツ風でレポートしました)
2022年1月8日 21:26