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3階級制覇の壁は高かった。1200、1600メートルでGI5勝のグランアレグリアは3着。好スタートから2、3番手を追走し、直線で突き抜けるかと思われたが、いつもの切れ味がなく、ラスト1ハロンで脚いろが鈍って2頭にかわされた。「いいスタートを切って、楽に前につけることができました。道中で息も入って、それほど力を使いませんでした」と、ルメール騎手は振り返ったが、「ただ、(雨で)軟らかい馬場で反応がいつもと違いましたし、距離も少し長かったです。やはりマイルのほうがいいと思います」と分析。自身の天皇賞・秋4連覇を逃して無念の様子だった。
来年2月末に定年で、これが最後の天皇賞となった藤沢和調教師も「直線で後ろを引きつけるくらいの手応えじゃないとね。しっかり走って負けているわけだから仕方がない。やはり距離かな」と肩を落とした。今後は未定だが、次走は距離短縮が予想される。絶対女王の得意舞台での巻き返しに期待したい。
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