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2011年に「JBC競走」として新設されたダート牝馬路線の頂点を決める一戦。持ち回り開催のため1400~1600mの距離で行われたこともあるが、原則は1800mと定められている。最重要プレップレースは本競走の優先出走権も与えられているレディスプレリュードで、2011~2018年までは同臨戦となる馬が8連覇を飾ってみせた。一方、以前はミラクルレジェンドやメーデイアといった圧倒的な人気馬が期待に応える走りを見せていたものの、近年は伏兵の台頭も多くなり、2017年には3連単134万円超えの大波乱が起こっている(各種データ、原稿は本年のレース発走前のものとなります)。
※2011年以降
レースが創設された2011年以降、1番人気は安定した成績を残しており、2013年メーデイアは単勝1.0倍の圧倒的な支持に応えてみせた。なお、唯一の馬券圏外はJBCレディスクラシック3連覇を狙った2017年のホワイトフーガ(1番人気11着)。1~3番人気がそろって4着以下に敗れたことは2017年の一度しかなく、基本的には上位人気馬を馬券の軸に据えやすい印象だ。ただし、2017年ララベル(5番人気)、2018年アンジュデジール(6番人気)、と近年は伏兵の戴冠も目立つだけに、人気薄のケアも怠らないようにしたい(以下、文中のデータはいずれも2011年以降)。
◆人気別成績(過去12年)
人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1人 | 4-3-4-1 | 33.3% | 58.3% | 91.7% | 62.5% | 100.0% |
2人 | 3-3-0-6 | 25.0% | 50.0% | 50.0% | 125.8% | 59.2% |
3人 | 2-2-2-6 | 16.7% | 33.3% | 50.0% | 95.0% | 69.2% |
4人 | 1-2-1-8 | 8.3% | 25.0% | 33.3% | 77.5% | 69.2% |
5人 | 1-1-1-9 | 8.3% | 16.7% | 25.0% | 93.3% | 64.2% |
6~9人 | 1-1-3-43 | 2.1% | 4.2% | 10.4% | 27.3% | 90.8% |
10人~ | 0-0-1-53 | 0.0% | 0.0% | 1.9% | 0.0% | 15.0% |
持ち回り開催であることからコース形態も多種多様となるが、過去に逃げ切り勝ちを収めた馬が1頭もいないことは気に留めておきたい。ただし、2着や3着の実績はあるように、逃げ馬自体が不振とまでは言い難く、小回りが多い地方競馬場の特徴を踏まえても軽視は禁物だ。基本的には正攻法の立ち回りを求められる印象で、4コーナー通過時に先頭から5番手以内にいないと勝ち負けまでは望みづらい。脚質傾向の例外としては2015年ホワイトフーガを挙げられるが、斤量の軽い3歳馬であったことに加え、内ラチ沿いを活かした立ち回りも奏功していた。
◆脚質別成績(過去12年)
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 0-3-2-8 | 0.0% | 23.1% | 38.5% | 0.0% | 121.5% |
先行 | 9-5-5-10 | 31.0% | 48.3% | 65.5% | 165.9% | 108.6% |
差し | 2-2-5-41 | 4.0% | 8.0% | 18.0% | 22.6% | 85.4% |
追込 | 0-0-0-53 | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% | 0.0% |
不明 | 1-2-0-14 | 5.9% | 17.6% | 17.6% | 48.2% | 30.0% |
これまでに大井ダート1800m、川崎ダート1600m、金沢ダート1500m、盛岡ダート1800m、京都ダート1800m、浦和ダート1400m、と6つのコースで施行されてきたが、1枠だけが唯一連対例のない枠順となっている。なお、1枠は1~3番人気の支持を得ていた馬が3頭おり、そのうち2頭は大井ダート1800m開催時に4着以下に敗れていた。また、2枠は出走した馬の半数以上が好走している実績を持ち、施行場を問わずに安定した成績を残している。
◆枠順別成績(過去12年)
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 0-0-2-12 | 0.0% | 0.0% | 14.3% | 0.0% | 80.0% |
2枠 | 3-4-2-8 | 17.6% | 41.2% | 52.9% | 73.5% | 73.5% |
3枠 | 1-3-0-14 | 5.6% | 22.2% | 22.2% | 25.0% | 34.4% |
4枠 | 1-0-1-17 | 5.3% | 5.3% | 10.5% | 10.5% | 13.7% |
5枠 | 3-1-1-18 | 13.0% | 17.4% | 21.7% | 82.6% | 43.9% |
6枠 | 0-1-2-21 | 0.0% | 4.2% | 12.5% | 0.0% | 142.5% |
7枠 | 1-1-1-20 | 4.3% | 8.7% | 13.0% | 35.7% | 16.1% |
8枠 | 3-2-3-16 | 12.5% | 20.8% | 33.3% | 89.2% | 60.8% |
JRA所属馬が11勝・2着11回と圧倒しており、1~5着まで掲示板を独占したことも4度ある。ただし、メンバーレベルが落ちると地方所属馬が一斉に台頭する傾向にあり、2012年および2017年は2頭ずつ3着以内に好走していたことを覚えておきたい。なお、地方所属馬のワンツー決着はなく、2017年に大井所属のララベルが勝利した際も、2着にはJRA所属のプリンシアコメータが入線していた。
◆所属別成績(過去12年)
枠順 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝 回収率 |
複勝 回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
JRA | 11-11-9-45 | 14.5% | 28.9% | 40.8% | 74.2% | 63.2% |
地方 | 1-1-3-81 | 1.2% | 2.3% | 5.8% | 13.0% | 54.8% |
◆前走成績(過去7開催)
年 | 馬名 (着順) |
前走 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
レース名 | 距離 | 人気 | 着順 | |||
23 | 1 | アイコンテーラー | シリウスステ | ダ2000 | 2 | 2 |
2 | グランブリッジ | レディスプレ | ダ1800 | 1 | 2 | |
3 | アーテルアストレア | レディスプレ | ダ1800 | 6 | 1 | |
22 | 1 | ヴァレーデラルナ | トルマリンス | ダ1800 | 1 | 1 |
2 | グランブリッジ | ブリーダーズ | ダ2000 | 3 | 1 | |
3 | ショウナンナデシコ | レディスプレ | ダ1800 | 1 | 3 | |
21 | 1 | テオレーマ | レディスプレ | ダ1800 | 1 | 2 |
2 | マドラスチェック | 巴賞 | 芝1800 | 5 | 9 | |
3 | リネンファッション | ブリーダーズ | ダ2000 | 4 | 2 | |
20 | 1 | ファッショニスタ | スパーキング | ダ1600 | 1 | 1 |
2 | マドラスチェック | レディスプレ | ダ1800 | 3 | 2 | |
3 | マルシュロレーヌ | レディスプレ | ダ1800 | 1 | 1 | |
19 | 1 | ヤマニンアンプリメ | テレ玉杯オー | ダ1400 | 1 | 3 |
2 | ゴールドクイーン | ながつきステ | ダ1200 | 4 | 1 | |
3 | ファッショニスタ | レディスプレ | ダ1800 | 1 | 2 | |
18 | 1 | アンジュデジール | レディスプレ | ダ1800 | 3 | 4 |
2 | ラビットラン | ブリーダーズ | ダ2000 | 3 | 1 | |
3 | ファッショニスタ | 平城京ステー | ダ1800 | 3 | 2 | |
17 | 1 | ララベル | レディスプレ | ダ1800 | 6 | 4 |
2 | プリンシアコメータ | 赤富士ステー | ダ2100 | 1 | 4 | |
3 | ラインハート | BSN賞 | ダ1800 | 11 | 0 |