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トーセンアーチャーはポリで単走追い。7ハロンから気っぷのいい脚さばきでラップを刻む。16秒3、14秒4、13秒8、13秒1と徐々に加速。直線に入るとさらにスピードアップ。最後まで力強さは衰えず、ラスト1ハロン11秒9(6ハロン78秒6)の鋭さでゴール板を駆け抜けた。気合が適度に乗り、雰囲気は上々だ。
「ムチャクチャ抜けた馬はいないし、流れに乗ればチャンスはある」と感触を確かめた四位騎手は力を込めた。スタートに難があり、近4走は出遅れ。そのため、20日に四位が乗ってゲート練習もした。
京都ダートは4戦3勝3着1回。昨春のマーチS(中山)では、昨年の最優秀ダート馬エスポワールシチーの0秒2差4着と食い下がったように地力もある。
「京都の1800メートルはいい。スムーズにスタートを切れば」と口をそろえるトレーナーとジョッキー。好相性の舞台でタイトル獲りのチャンスは十分だ。