ラップギアコース適性値【瞬９平１消０】に近い比率の馬が有利
番馬名　　　【ラップギア】瞬発指数
01アンドヴァ【瞬６平１消０】１０９
02ソダシ　　【瞬３平４消０】１１６
03ローザノワ【瞬１平５消０】１０４
04ホウオウピ【瞬３平１消０】１０２
05クリノプレ【瞬５平４消１】１００
06イズジョー【瞬４平４消０】１０７
07ラヴユーラ【瞬３平４消０】１０２
08ライティア【瞬４平３消０】１０５
09アブレイズ【瞬３平１消０】１０３
10サトノセシ【瞬２平５消１】１０７
11リアアメリ【瞬３平０消０】１０２
12クールキャ【瞬２平０消０】１００
13ゴルトベル【瞬３平３消０】　９８
14シャドウデ【瞬７平１消０】１０４
15アカイイト【瞬５平４消０】１０７


アイルランドとの外交関係樹立６０周年を記念して、２０１７年からアイルランドトロフィーの名称が加わった府中牝馬ステークス。東京芝１８００メートルという舞台設定ではあれど、ラップギア【瞬５平０消０】のような瞬発特化型が強いわけではないのが、府中牝馬ステークスの難しいところ。むしろ【瞬５平５消０】のような両用タイプ、もっと言えば、なぜか厳しい流れのレースを得意としているような馬のほうが活躍しているのだ。

その証拠に、Ｇ３時代から勝ち馬は
【瞬４平５消０】メジロドーベル
【瞬４平５消３】マルカキャンディ
【瞬２平４消０】オースミハルカ
【瞬１平４消０】デアリングハートの連覇
【瞬１平２消１】ムードインディゴ
【瞬２平５消２】テイエムオーロラ
【瞬２平５消１】イタリアンレッド
近年でも
2015【瞬３平４消０】ノボリディアーナ
2016【瞬２平４消０】クイーンズリング
2017【瞬２平２消１】クロコスミア
2018【瞬２平５消２】ディアドラ
2019【瞬１平４消１】スカーレットカラー
など、目を疑うほどの（ラップギア適性値）平坦馬のオンパレード。瞬発力のある実力馬がスッと抜けてくるイメージではなく、狙いとしては平坦ラップを得意とする馬を優先すべきだと思う。

そういった観点からこの府中牝馬Ｓが意外なほどクイーンＳとの関連性が強いのも不思議ではない話。クイーンＳ連対馬が同年の府中牝馬Ｓを走った場合、２００１年以降延べ３０戦【６-２-４-18】で、勝率２０％の単勝回収１４８％という成績を残している。

欲を言うとクイーンＳ２着馬もよりもクイーンＳ勝ち馬なのだが、今年クイーンＳ勝ちのテルツェットは出走しておらず、２着の(10)サトノセシルは一番厳しい競馬をした上で、上手く内を突けたテルツェットにハナ差及ばなかっただけであり、勝ちに等しい競馬ができていたと認識している。

(２)ソダシは何かいつも裏目に出るので、もう１番人気では買いたくないという、そんな状態。ヴィクトリアマイル勝馬が同年の府中牝馬Ｓに出走した例は過去４度あって、
2011アパパネ　１番人気１４着
2012ホエールキャプチャ　２番人気１１着
2017アドマイヤリード　２番人気３着
2018ジュールポレール　４番人気４着
勝ったった馬は１頭もいない。ヴィクトリアマイル勝ち馬が１番人気にならないというのが そもそも不思議な話ではあるのだけど、安田記念と毎日王冠の関係のように、何かあるのかも。

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※【ラップギア】とは、各レースラップのラスト４ハロンのみに注目した適性分析です。ＪＲＡ発表のラップタイムを一定の公式に当てはめ、誰でも簡単に算出することができます。数値が大きければ良いというものではなく、コース適性値と“比率”の近い馬が有利だと考えられます。

※　瞬発指数は、“走破タイム”を一切考慮せず、ラップタイムを一定の公式に当てはめて算出した競走馬の能力値です。数値は全階級に対しての絶対値であり、下限70～上限130辺りだと考えられます。競走馬の能力は変動相場であり、１走ごとに変化します。