【全馬評価あり】狙うなら人気落ちのここ！使ってきた馬場もいい！



＜予想＞

◎：ライトオンキュー
58㎏でもこの相手で休み明けなら

○：シヴァージ
馬場は前走より合うがG1後で

▲：ファストフォース
自分のレースができなかった前走

△：タイセイビジョン
距離延長で手頃な相手になり

☆：アイラブテーラー
阪神なら変わり身あっても

注：シゲルピンクルビー
折り合い課題も成長は見せて



＜展開＞

絶対逃げたい馬は不在で、行ければ行くファストフォースがハナへ。
その外からサヴォワールエメ、レイハリア、オールアットワンス、ライトオンキューあたりが追走。平均ペースを想定。



＜予想詳細＞

本命は、ライトオンキュー

前走の高松宮記念は、得意の時計のかかる馬場だったが1.7秒差17着に惨敗。
この馬らしくないと思ったら鼻出血。これは仕方ない。


今回は、鼻出血明けが課題になるが、休み明けは陣営が走り過ぎてしまうというくらい大得意。人気が落ちるのは歓迎。

58㎏のハンデになったが、57.5kgのシルクロードSでシヴァージの2着がある。
このレースは、内の悪い馬場で、内枠から直線も内で負けて強しの走りだった。

雨馬場がベストも、荒れてきて高速というまで速くない馬場は合うし、枠も外に入れてスムーズに走ることができる。
この相手・馬場・枠でこの人気なら積極的に狙いたい。



対抗は、シヴァージ

前走のスプリンターズSは、スタートを出て押して位置を取りに行って、3列目最内の5番手から追走。
直線に入って前のピクシーナイトが少し外に出したので、最内から差そうとしたがピクシーナイトが抜け出した。それを追いかける形に切り替えて3着

内・前有利の馬場・展開ではあったが、あの位置を取れて、かつ33.4秒の脚が使えたのは大きな収穫。時計がかかる馬場の方が得意なので、いい位置が取れたことより1分7秒前半の勝負に加われたことに驚いた。


今回は、前走より時計がかかる馬場になるのは歓迎。
ハンデG3なので57㎏を背負うが、相手は楽になる。

気になるのは、スプリンターズSをあれだけ走れる状態で走った疲れ。
過去10年で前走スプリンターズSだった馬は（1.0.1.18）でサッパリ。やっぱりG1仕上げで走った後の影響は警戒しないといけない。
あっさり勝っていい力はあるが、スタートを今回も出るとは限らないし、G1後の疲れも考慮して対抗とした。



単穴は、ファストフォース

前走のスプリンターズSは、スタートで半馬身遅れて、そこから押していたが外から被されて終了。全く自分の競馬ができず不完全燃焼。

今回は、ハナが取れていい相手のG3。
超高速だった小倉のCBC賞を勝っているが、条件戦ではかなり重い馬場で勝っていたり、北九州記念も時計の少しかかる馬場。前にいれば馬場不問で力は出せている。

小崎騎手になるのはマイナスだが、前にいればしぶといので相手に。



4番手は、タイセイビジョン

前走のスプリンターズSは、メイケイエールが操縦不能で外によれてきた不利。
ただ、これは出遅れたから受けたふりで、出遅れは改善されていない。不利がなくても後方からで結果はあまり変わっていないはず。

完成度の高さで結果を出して、相手が強くなって同じだけ走っているが負けていると考えている。

G3になれば、古馬になっても京都金杯4着、CBC賞4着。G1・G2だときついが、G3のハンデ戦をこのくらいの相手なら好走できていい走りはしている。
1400mに距離延長で追走が楽になるのもいいので、出遅れが酷くなければ出番があっても。



5番手は、アイラブテーラー

前走は、出遅れて下げる時は極端に下げる藤岡佑介騎手らしい、最後方から大外ぶん回しで0.4秒差。この馬なりには走っている。

今年は、5戦使って0.4～0.6秒差。
行き脚がないので、どうしても後方から差してきてどこまでかのレースしかできない。

そんな中で、阪神だと緩い下りが続いて最後の急坂が合うのかいい走りをしている。
去年の同時期のタンザナイトSでは、タイム差なしの4着。阪神1400mの京都牝馬Sでも、最速上がりで4着。

このメンバーで外枠からスムーズに走ったら馬券圏内まで届いてもと考えて押さえておきたい。



最後に、シゲルピンクルビー

前走は、出遅れてしまって、3コーナー前にかかって押さえるのに外に膨れたりしながら0.8秒差11着。
見た目の着順は悪いが、レースレベルは高かったので0.8秒差は上出来。

気性面の課題はあるが、北九州記念4着は成長を感じたし、前走も悲観する内容ではない。
G3に戻って53㎏のハンデなら馬券圏内争いに加われていい。
問題は、和田騎手ではなく高倉騎手なので折り合いをどこまで我慢させられるか。




※以下は、買わない馬の評価。

アウィルアウェイ
前走のスプリンターズSは、外枠から直線も外なのでノーチャンス。ただ、もっと後ろにいた馬からにも差されていて内容が悪い。モズスーパーフレアが逃げるハイペース展開の恩恵を受けて好走してきた馬（去年のスプリンターズS3着、北九州記念3着、重賞勝ちのシルクロードSなど）なので展開待ち。ただ、この枠だと展開が向いてもきつい。


エイティーンガール
前走のスプリンターズSは、スタート後にメイケイエールが外によれてきて、それを避けてかなり膨れる不利。ただ、この馬には馬場が速いので不利がなかったところで結果に大きな影響はない。阪神は使い込んでるが、この馬向きまで時計はかかっていない。もっと時計のかかる馬場がいい。


ラヴィングアンサー
前走のスプリンターズSは、中団やや後ろの内から直線に入る所で外に出して10着。あの日の馬場であそこから外に出すのは、騎手が馬場を見ていないのか、馬場判断を誤っていたのか（こういうところが重賞を勝てない原因なのかも）。内にこだわっていたら、シヴァージの進路を追いかけたら掲示板争いくらいあった。
重賞は掲示板もなく、OP特別・リステッドの3勝でハンデが57㎏まで上がっている。重賞ならG3の別定戦の方がいい。枠も外の方がいいので厳しい。


オールアットワンス
アイビスサマーDを前走で勝ったが、直線1000m戦の実績が他の条件につながらないのは明らか（1200m実績がある馬がアイビスサマーDで結果を出したのは別）。1200mだと3勝クラスもきついと感じる内容しか見せていないので消し。


サヴォワールエメ
テレQ杯(3勝クラス)、オパールSを連勝したが、どちらもレースレベルが低い。同じだけ走っても足りないのに3㎏増の相手強化。条件が厳しい。


ミッキーブリランテ
前走のスプリンターズSは、出遅れて最内の4列目から追走。直線は前を追いかけるだけで9着。有利な枠と進路だったのに、全く前を交わせず。着順以上に内容は悪い。
G3レベルの1200mなら展開次第で出番あっても考えていたが、前走の内容だとそれもきつそう。1200mより1400mかペースの流れやすい中山1600mの方がいいと考えているので消し。


レッドアンシェル
2走前の北九州記念で久しぶりに掲示板に載ったが、馬場と展開の影響でレースレベルが下がってくれた恩恵があった。復活と感じる内容ではない。前走を見ても19年の好調時と比べると程遠い内容なので手が出ない。


アストラエンブレム
前走は重賞で初めて掲示板に載ったが、時計が出ている馬場なのに重い馬場巧者のエイティーンガールが頭差2着の超低レベルレース（同日牝馬限定の1勝クラスより遅い勝ち時計）。OP特別かリステッドのレースレベルでないと馬券圏内までは厳しい。


ソーグリッタリング
安定感があった馬が、3戦連続二桁着順。前走は2.6秒差負け。ブリンカーを深くして、距離も短くしてなんとか変化をというレース。1200mも微妙なのに、今の状態では厳しい。


レイハリア
前走のキーンランドCは、好スタートからハナを取ったが、メイケイエールが持っていかれて3コーナーに入る所で2列目最内。直線に入って前の2頭の外に切り替えて、じわじわ伸びて勝利。4連勝で古馬相手の勝った結果は評価できるが、時計は同日牝馬限定の1勝クラスより0.1秒遅い時計。重馬場巧者で時計が遅くならないと上位に来れないエイティーンガールが、時計が出ている馬場で2着に来れている時点でレースレベルは低い。2㎏増の相手強化なので大きな成長がないと、二桁着順もあると考えている。