ラップギア・コース適性値【瞬４平５消１】に近い比率の馬が有利
枠　馬　馬名　　　　　　　　　【ラップギア】　瞬発指数
1　01　ダイワリベラル　　　　【瞬５平５消０】　１０１
1　02　ボンセルヴィーソ　　　【瞬２平０消１】　１１７
2　03　ガリバルディ　　　　　【瞬５平４消０】　１１４
2　04　オールザゴー　　　　　【瞬４平０消１】　１０６
3　05　マルターズアポジー　　【瞬２平６消１】　１１９
3　06　グランシルク　　　　　【瞬４平６消０】　１１８
4　07　ウインフルブルーム　　【瞬４平３消２】　１０７
4　08　ブラックスピネル　　　【瞬５平２消０】　１１６
5　09　ウキヨノカゼ　　　　　【瞬３平２消１】　１０７
5　10　ダノンプラチナ　　　　【瞬５平０消０】　１１２
6　11　アスカビレン　　　　　【瞬３平３消０】　１０９
6　12　トーセンデューク　　　【瞬５平２消２】　１１０
7　13　ダノンリバティ　　　　【瞬７平０消２】　１０９
7　14　ミッキージョイ　　　　【瞬７平０消０】　１０７
8　15　ロサギガンティア　　　【瞬６平１消０】　１０６
8　16　マイネルアウラート　　【瞬６平５消０】　１１０

２０１５年、近走二桁着順続きだった１３番人気の７歳馬フラアンジェリコが強烈な追い込みを決めたレース。“ハンデ戦ならでは”と言うべきか、４角先頭の１番人気アルビアーノがゴール直前まで軽快に先頭を走っており、残り１０ｍの地点で賭けるとしても、それでもフラアンジェリコは買えなかっただろうし、この結末には本当に驚いた。

実はこのレース、２０１３年までと２０１５年以降で、まるでレースの質が変わってしまったように思う（２０１４年は新潟競馬場で施行）。２０１３年までは秋競馬の開幕週ということで恐ろしく時計が速く、１分３２秒ソコソコがディフォルト。２０１２年には１分３０秒７という強烈なレコードも出てしまい、馬券的には「１６００ｍではなく１４００ｍ専用の馬を狙うべきレース」だった。

２０１３年までは京成杯ＡＨ前の（条件戦）芝レースでも好時計が連発するような馬場だったのだが、中山芝の改装の２０１５年からはその傾向も消滅。京成杯ＡＨも２０１５年は１分３３秒３、２０１６年も１分３３秒０と、常識的なタイムに落ち着くようになってきた。今年も土曜日の中山芝コースの時計を見るに、高速馬場ではないようだ。

ならば京成杯ＡＨも、もはや２０１３年以前とはまったくの別レースと考えるべきか。

今年の京成杯ＡＨは、(２)ボンセルヴィーソと(５)マルターズアポジー、どちらかハナを奪ったほうが有利にレースを運ぶことになるのではないかと考えている。なぜなら、どちらがハナに立つとしても（マイル戦としては）速いペースで引っ張る馬ではないからだ。

しかしそれでも(５)マルターズアポジーの映像イメージから、かなりのハイペースに見えるレースになるはず。スタートの速力的にはほぼ互角。ハナにこだわるのは(５)マルターズアポジーのほうで、(２)ボンセルヴィーソは控えてもレースができる。

ならば多少無理をしてでも(５)マルターズアポジーがハナに立つだろうと思っていたのだが、枠順が確定してみると(２)ボンセルヴィーソが絶好の２番枠に。ハンデ戦で、斤量は５４ｋｇと５８ｋｇ。無理をしないのは(５)マルターズアポジーのほうか。

(５)マルターズアポジーは２０００ｍならともかく、１６００ｍでは決してテンの速い馬ではない。１６００ｍではハナに行けるかどうかは他馬次第。ならば好仕上がりと評判の(２)ボンセルヴィーソがハナを譲らない。そういうシナリオで(２)ボンセルヴィーソのほうを狙ってみたい。