PP指数の各馬の(前走指数＋前々走指数＋近5走の最高指数)÷3で算出した『能力値』は、高い順にセントウル(-15.3pt)、クリノアリエル(-11.7pt)、ナンゴクアイネット(-10.0pt)、ベッラヴォルタ(-9.3pt)、メイショウドウドウ(-8.3pt)。能力値は競走馬の能力と勢いを示すものであり、原則として本命馬は、能力値5位の中から選出するスタイルで予想を行っています。

　しかし、今回の◎には、5走前に阪神芝1400ｍの舞子特別で逃げてクビ差2着に粘った(5)ルガーサントを推します。この馬はすんなり先行できないと好走しない馬。近3走はペースが速く、自分の競馬ができていません。ここは同型が手薄なだけに、巻き返しに期待ができます。

　○は、3走前の阪神芝1400ｍの3歳1勝クラスでは、その後のアーリントンＣで2着、ＮＨＫマイルＣで3着のギルデットミラーと0.4秒差(3着)の(9)ジュビリーヘッド。スタミナが不足する休養明けで先行馬総崩れの流れとなった前々走こそ先行して13着と崩れたものの、立て直された前走では巻き返して勝利。しかし、この馬の指数の最高値には達しない走りだっただけに、さたなる前進があると見て、対抗評価としました。

　▲は、長らく芝1200ｍを主体に使われていますが、芝1200ｍだと位置取りが悪くなるので、芝1400ｍでこその(7)ナンゴクアイネット。実際に昨年9月の阪神芝1400ｍ戦ではハイペースの2列目でレースを運んで3着の実績があります。休養明けをひと叩きされて、最適距離のここで上位争いを期待します。