史上７頭目の３冠牝馬①リバティアイランドは、午後３時５１分に東京競馬場に到着。一段とパンプアップした馬体を輝かせながら、落ち着いた様子で馬房へ向かった。松崎助手は「今の状態は完璧です。お嬢さんからお姉さんに変わりました。期待に応えられるよう頑張ります」と意気込みを語った。

ＧⅠ６連勝、そして歴代賞金王の野望も胸に抱く頂上決戦へ向け、②イクイノックスは前走時と同様に美浦Ｂコースをハッキングで１周した。５頭縦列の３頭目を気分良さげに流し、引き上げ際の歩様もスムーズ。「追い切り後も何のトラブルもなくこられています」と木村調教師。

昨年の日本ダービー馬⑤ドウデュースは順調に長距離輸送をクリアし、午後３時４７分に府中入りした。前川助手は「久々を１回使って、１段ギアが上がった感じ。いい意味でガス抜きもできた。瞬発力、反応、トップスピードに優れた馬。それを生かせれば」と反撃を誓う。

昨年の覇者⑨ヴェラアズールは、午後３時５８分に決戦の地に入った。「輸送はいつも通り。前走（京都大賞典７着）より動ける状態。勝った去年と比べるとどうかという部分はありますが、いい感じでこられました。道中掛かるところがあるのでうまく折り合って走れれば」と樫原助手。


⑩ダノンベルーガは同期のライバルたちへの反撃に向け、美浦での軽い調整で大一番に備えた。「今週は涼しくなったこともあり、活気が戻っている。追い切りに乗ったモレイラ騎手も前走より良くなっていると感触は良かった。適性も長めの距離へとシフトしている感じ」と堀調教師。

⑰スターズオンアースはＧⅠ３勝目へ、美浦Ｗコースを４ハロン６６秒３―１４秒３で流した。「調教師も言っていましたが、本当にひと追いごとに良化。休み明けで鍵になるゲートも練習したし、ビュイック騎手もいい感触を持ってくれたみたいです」と手綱を取った佐藤助手は好ムード。

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