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イギリス・アスコット競馬場で12日、国際騎手招待競走の「シャーガーカップ」が開催され、横山和生騎手(30)=美浦・フリー=は1、7、4、4、7着で計25ポイントを獲得。個人では4位、ジョアン・モレイラ騎手(ブラジル)、マシュー・チャドウィック騎手(香港)と臨んだ世界選抜チームは73ポイントを獲得したものの最終戦で逆転され、惜しくも2位となった。
横山和騎手は初戦の「シャーガーカップダッシュ」(芝5ハロン)で5番人気馬をVに導き、イギリスでの初騎乗をいきなり勝利で飾ると、その後も人気薄の馬で奮闘。ポイントを積み重ねてチームを後押しした。シャーガーカップで勝ち星を挙げた日本人騎手は武豊騎手(2007~11年に計4勝)以来、史上2人目。
チーム戦で優勝したのは全員がイギリス拠点で構成された女性選抜で、シルバーサドル賞(個人最優秀賞)を2度獲得しているヘイリー・ターナー騎手が0ポイントだったにもかかわらず、ホリー・ドイル騎手とサフィー・オズボーンがそれぞれ2勝を挙げる大活躍。特に5鞍全てで入着したドイル騎手は48ポイントを獲得してシルバーサドル賞に輝き、地元のファンを喜ばせた。
「シャーガーカップ」は世界各国から12人の名手が集まって、シリーズ6戦(全て10頭立てで、各騎手はシリーズ6戦中5戦に騎乗)で行われる。個人戦に加え、出身地によって英愛選抜、欧州選抜、女性選抜、世界選抜に分かれてのチーム戦を実施。まだ日本人でシルバーサドル賞を獲得した騎手はいない。
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