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決戦を翌日に控え、ドバイワールドカップに出走する日本馬がメイダン競馬場で最終調整を行った。
サウジカップに続くビッグタイトル連勝を目指すパンサラッサ(栗・矢作、牡6)は僚馬とともにダートコースをキャンターで周回、気分良さそうに駆け抜けた。「昨日見てしっかりできていることが確認できたので、きょうはリラックスさせるメニュー。やり残したことは何もないね。この馬を見ていると(母の父の)モンジューのすごさを感じる。あとは競馬。やることはひとつなので」と矢作調教師は悠然と構える。
東京大賞典、川崎記念を連勝中のウシュバテソーロ(美・高木、牡6)もダートでキャンター。「安定していい状態にある。内過ぎる枠は嫌だったのでちょうどいい枠」と高木調教師は❽番ゲートを歓迎。
昨年のジャパンCの覇者ヴェラアズール(栗・渡辺、牡6)もダートで調整。「いつもはフワフワした馬なのにけさは引っ張り切りだった。蹄鉄を替えてダートのつかみも良くなった」と騎乗した福永調教師。サウジカップ4着ジオグリフ(美・木村、牡4)もダートをキャンターで流し「サウジからの転戦で思った通りに調整できた」と木村調教師。同7着ジュンライトボルト(栗・友道、牡6)はダートでハッキング。「前走の疲れのケアを主眼にやってきたが、むしろ上向いている」と友道調教師。