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浅見調教師が30年のトレーナー生活に終止符を打った。ラストレースの中山10Rは、ジゲンが3着でゴールした。
「頑張って印象に残るレースをしてくれました。メジロブライト(1998年天皇賞・春)など、みんな印象に残るレースですね」
この日の小倉7Rをラグラスドシエルで勝利。JRA通算666勝目に「切りがいいね」と笑顔を見せた。阪神10R後の花束贈呈式には武豊騎手をはじめ、多くのジョッキーが集結。「本当にお世話になりました。これからも競馬を応援させてもらいます」と、一点の曇りもない表情で競馬場を後にした。
◆堀井雅広調教師「無事に最後のレースを終えられてよかったです。仕事は大人の遊びと言いますが、50年と少し、楽しくやってこられました。いいタイミングだと思います。人を育てるというよりも、逆に私が多くの人に育てられました」
◆田中清隆調教師「無事に終われてよかったです。下乗り(騎手見習)で入ってからあっという間の50年。いいタイミングで(まな弟子の嘉藤貴行調教師に)バトンタッチできたからね。今後は外から競馬を応援したいと思います」
◆柄崎孝調教師「(調教師を)やっているうちは“まだまだだな”と感じていたが、あっという間だったね。おやじ(義信元調教師)のおかげで調教師になれたのが一番の思い出。昨年の3月17日に101歳で亡くなったが、きょう(27日)はおやじの誕生日なんですよ。引退の報告をしたいと思います」
◆古賀史生調教師「満足です。GIは取れていないけれど、自分の思うことをやらせてもらいました。競馬が好きで入ったわけじゃないけれど、よく頑張ったと思います。最近は競馬の(サイクルの)流れが早く、ついていけなくなったけど、バブルの時代に入っていい思いもさせてもらったし、やり残したことはありません」