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クリストフ・ルメール騎手(42)=栗・フリー=が4日、函館11R・巴賞(OP、芝1800メートル)を2番人気サトノエルドール(美・国枝、牡5)とのコンビで勝ち、JRA年間100勝を達成した。昨年(7月12日)よりも8日早い自己最速記録(歴代最速は2005年、武豊騎手の5月29日)で、年間勝利数3桁到達はJRA通年免許を取得した15年以降、7年連続となった。
宝塚記念をクロノジェネシスで制し、リーチをかけて臨んだ函館開催の開幕週。前日から12連敗と足踏みが続いていたが、巴賞では向こう正面でスッとポジションを上げるさすがのテクニックを披露し、接戦となったゴール前をきっちりクビ差しのいだ。「うれしく思います。今年は勝利のペースが速いですね」と名手は記念のプラカードを背にニッコリ。「夏シーズンになったので、北海道でがんばります。ファンのエスコートでたくさん勝ちたいね」と、自身が18年にマークしたJRA年間最多勝(215勝)更新へ意欲を示した。
なお、OP初Vを飾ったサトノエルドールの今後は未定。2着には7番人気マイネルファンロンが入り、1番人気ワールドウインズは5着だった。
◆ルメール騎手(サトノエルドール1着)「1コーナーからハミを取っていい感じで走れたし、ペースが遅かったのでポジションを上げていきました。調子が良くなっているし、ブリンカーも効いてます」 ◆丹内騎手(マイネルファンロン2着)「このペースに合わせるのは大変だったが、手応え良く回れた。今は調子がいい」 ◆黛騎手(ナイママ3着)「勝ち馬についていく形でジリジリ脚を使ってくれた。2000メートルならもっといいかも」 ◆武豊騎手(ワールドウインズ5着)「今日はおとなしすぎた。直線は前後左右を囲まれてしまったけど、こちらの反応もなかったので」